春先に思い出す、クラシックな児童書です。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
東風の吹く日に、こうもり傘につかまって空からやってきたメアリー・ポピンズ。バンクス家で子どもたちの世話をすることになった彼女は、ちょっと風変わり。子どもたちをふしぎな冒険の世界へと導きます。ユーモアあふれる空想物語。小学4・5年以上。

文章はパメラ・リンドン・トラヴァースさん
絵はメアリー・シェパードさん
出版社は岩波書店です

昔からあるよねー
と思い、奥付を見たら
初版が1963年!
すぐに半世紀を迎えるではありませんか!?
しかもそれは日本での話で
ホントの初版からはとーっくに半世紀過ぎてます。
でも
文章も絵もそのままで出版され続けてるんですもの
すごいですよねぇ。。。

翻訳もそのままですが
絵がそのままってのも、よく考えたらすごい話で。
この物語にはこの絵!ですからね。

ちなみに
この物語とこの絵になじんでいたワタシは
メアリー・ポピンズの映画を見て
なにこれ!と
怒りともガッカリともつかない感情に襲われたのを思い出しました。
本と映画は別物なのだと思い知らされた一番初めの経験かもしれませんです。いやんな思い出…
ミュージカルの方がキレイで楽しいのに
あのこわいメアリー・ポピンズの方がいいとは
思い直しても不思議なんですけど
若くて陽気で明るいメアリー・ポピンズなんてメアリー・ポピンズじゃないやい!
と言い切ってしまうほど
彼女って強烈かつナイスなキャラクターなんですよねぇ。

登場のしかたといい
持ち物といい
起きる出来事といい
ふしぎとしか言いようがないんですが
さらに読み手を夢中にさせるのが
メアリー・ポピンズの態度。

子どもたちと一緒に不思議な体験をしながら
後で子どもたちがそれについて語ろうとすると
しっかりガッツリ否定する
この木で鼻をくくったような態度がなんとも
ツンツンツンのツンで、ほんのちょびっとデレがある…かも?

子守をしているけど
そうしなくては食べていけない、というような身分のヒトではないようですし
めんどうを見るけれど甘やかすわけではないしね。
こういうのが「しつけ」と「かわいがる」の違いなのかしら。

美人ではなくて
うぬぼれともいえるほど自負心が強くて
有能で

雇うほうは気をもみそうですけど
こんなナニーに面倒をみてもらったら
さぞ忘れられない子ども時代になりそう。

メアリー・ポピンズは
来てから1年で去ってしまいますが
再会を約束しています。
わかりやすい優しさではないけれど
彼女のいったことはいつも守られているので
子どもたちは淋しく思いつつも、きっとまた会えると自分たちをなぐさめることができるんです。

このシリーズの紹介は
これから数回続きます。
よろしければどうぞおつきあいください。
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帰ってきたメアリー・ポピンズ

悪い本 怪談えほん

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