急に冷え込んできましたので、こんな絵本などいかがでしょうか?

【送料無料】雪女

【送料無料】雪女
価格:1,680円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ある寒い夕暮のこと、ふたりの木こりがひどい吹雪にあいました。ふたりはとりあえず、渡し守の小屋に逃げこんで、入り口の戸をしっかり締め、頭からみのをかぶってごろりと横になりました。いつとはなしに眠りこんだ顔に雪があたって、驚いた若い方の男が目をさますと、締めたはずの入り口の戸があいていて、白装束の女が、年老いた方の男の上にかがみこんで、白い息を吹きかけています。と、きゅうに、その女がふりむいて若者の方に身をかがめてきました。見れば女の目は、ぞっとするほど怖ろしい。だが顔は、ひじょうに美しい…。日本の伝説・奇談に魅せられた小泉八雲の傑作物語。伊勢英子が絵本化。

小泉八雲作・平井呈一訳
伊勢英子・絵
偕成社刊です。

日本の童話名作選は、けっこう紹介しています。
検索ウィンドウからどうぞ。
(すみません、リンク書ききれないので手抜きです…★)

小泉八雲…ラフカディオ・ハ―ン。
この人、日本につくまでどれほど流浪していたことか。
ギリシャ生まれ、イギリス育ち、アメリカに渡り、そして日本へ。
日本で結婚するわ、帰化するわってことは、日本という土地とよほど相性がよかったんでしょうね。
この世に生まれてくる前に日本人だった過去でもあるのでは?と思ってみたりするほど
八雲さんの日本への傾倒は深いものがあります。

なので、という書き方がふさわしいかどうか?
この方の選んだ怪談はとても日本らしいディープな作品でして
この「雪女」も、寒い物語ですが、寒さの上にさらにウェットなくらいのしっとり感があります。

もっとも
この絵本に関して言えば、しっとり感は
伊勢英子さんの描く「雪女(お雪)」の美しさにもかなり関係していますけどもね。
なまめかしいくらいの美女っぷりで
そりゃ魅入られて死んでまうわ…と納得させられそうな色っぽさ。
小泉版(平井訳版)では、子ども向けに配慮した表現になっていますが
雪女の原作って、たしかもっとセクシーなムードのバリエーションもあったのではなかったかしら。
なんかね
童話というより「オトナの物語」的にいろいろ妄想できちゃう絵ですw

しかしあくまでも
冬!
雪!
な物語ですのでね。
見た目がとっても寒いのはご覚悟いただいてお読みください。
(もしかして
今の季節に合わせるのではなく、夏とかに紹介したら
「涼しく読めますよ~♪」だったのかもしらん…
いや、もう遅いですけども★)
青が
グレーが
冴え冴えとしていて
他の鮮やかな色合いと組み合わせることで
奥行きひとしお、でございます。

そして
ワタシがこの絵本でステキだな~っと思ったのは
雪女がお雪になって、さいご雪女に戻るシーン。

戻るんですが
10年たって、子を生してしまったお雪は
やはり少しだけあったかくなっちゃってるんです。
だから夫の巳之吉も、そしてもちろん子どもを殺すこともできず
去るしかないわけ。
そのあったかというか、血の通った様子がね
雪女のなかからほの見えるような色遣いになっていて
それがまたセクシーなんだなぁ…。

女の子は「きれい~」とうっとりするでしょうか
男の子はどうなんでしょうね。
やっぱり雪女の美しさにちょっとドキドキしながら
ジーッと見つめちゃうのかもしれないなー
なんて思わせる美人さんの絵本でした。


テクニックとか
ムードとか素晴らしい絵で
文章ともいいマッチングでしたのに
結局美人さんの絵本扱いしてスミマセンですが
いやもう、眼福だったので
そのような評価で本日は許していただきたいと思います。

キレイな絵本みたいなーって時
ぜひ候補の一冊にどうぞです。
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