年も押し迫ってまいりましたので
十二支のお話でも♪



文章はドロシー・バン・ウォアコムさん
絵はエロール・ル・カインさん。
出版社はほるぷ出版です。

ル・カインさんの作品は
キャベツ姫
いばらひめ
キューピッドとプシケー
を今までに紹介しています。

十二支の干支の物語って
どこかについた順番で決まるタイプのものを読んだことがあるんですが
この物語はちょっと違うタイプです。

順番はだいたい決まっていて
ねずみとうしの1番と2番だけが決まっていないというお話で
皇帝の命を受けて、使者がみんなにどちらがいいかを聞きにいくという展開。
他の動物たちはみんな
「12種類しか選ばれない動物に自分が入っているのだから、順番などはどこでもかまわない」
という謙虚さです。
それぞれの思惑でねずみか牛を選ぶんですが
半々の票になるのは
お約束、って感じですよねw

最終的にはまちの人びとの決定、ということで
知恵(というより策略だけど)を使ったねずみが結局のところ一番になったわけです。
しかし
どの物語でも、ねずみはズルイと言われそうな手段を使って一番になっていまして
なんかそういうイメージのある動物なのかな…と思います。
「寝ずに働くねずみ年」と言われるくらいまめまめしいのにね。


ル・カインさんの描く干支の動物たちは
西洋人の描くチャイナ、って感じで
独特のアンチリアルなムードがいい味出してるんですが
その中でも圧巻なのは
来年の干支の辰、龍ですね。

干支の生き物たちのクライマックスを飾り
どどど~ん!って
見開き大迫力で出てきます。

東洋の龍と、西洋のドラゴンの間みたいなビミョウさで
ちょっと東洋よりですかね。
色も目が覚めるようなブルーの色合い。
(東洋の龍は緑色だと思っていましたが、ワタシのこのイメージはどっから来たのか?)
華やか~で
鮮やか~です。

ちなみに
人はちょっとアレですが(いかにもなチャイニーズなのねん★)
動物・背景の景色は全体的に
水墨画に淡彩色をつけた感じで
ラインといい色合いといい
ステキなほんのり加減です。

スタンダードではありませんが
こんな民話も中国にはあるということで
年末年始、干支のことを考えるときに
ちょっと読んでみると楽しいかも、です。
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十二支のはじまり

トムテ

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