和風なんですけど、ハロウィンにちなんでw

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【目次】(「BOOK」データベースより)
居眠り心中/影牢/布団部屋/梅の雨降る/安達家の鬼/女の首/時雨鬼/灰神楽/蜆塚

著者は宮部みゆきさん。
出版社は角川書店です。

宮部みゆきさんは、ミステリでデビュー。時代小説もSFもオカルトも書く
マルチな作家さんで、最近絵本も書かれたそうで、それを読むのを楽しみにしているところですが
本日紹介するのは、怪奇系時代小説の中の一編。
最初の一冊かどうかははっきりしないけど、たぶんかなり初期のはず。

手先が器用でしゃべらない主人公の少年・太郎は年は十歳。この夏のはじめに母親を亡くしています。
一夏長屋の差配さんの家で居候したのち、葵屋という袋物屋に奉公にあがることになりました。
奉公のはずなのに、なんだかおかしな生活なので不審に思いながら過ごしている様子を見て
女中のひとりが「主人夫婦には子どもがないから、養子のことも含めて考えているんだよ」と教えてくれます。
それでちょっと居心地の悪さはおさまったものの
この家で、太郎は他の人には見えないらしいものが見えているのでした…。

というお話で
あらすじには書いてないと~っても大事な要素に
「カボチャ」があるんです。
(実はワタシ、この物語のタイトルに「カボチャ」が入っているものと思いこんでいて
読みなおしたいな~と思っていたのに、話をなかなか見つけられなかったことがあります。
それくらい重要な要素ということでw)
で、主人公の太郎はカボチャ(の神様)に守られているので
これまで無事でいられた、ということなのでした…。

そんで
太郎がカボチャに守られているので
太郎の家の人はカボチャを神棚に上げたり、カボチャを絶対に食べなかったりするんです。
傍から不思議がられても
カボチャ(の神様)に対してのお礼の気持ちが先!なんですね。
なるほどな~♪です。

太郎自体が淡々とした大人しい少年なので
それに合わせた静かなトーンの語り口で物語られるこの物語。
日本家屋の薄暗さが全体的にただよいつつも
怨念の長さ、執拗さと
それに打ち勝つカボチャという対比が
勝てそうな強い色味でありつつユーモラスで
オカルトなのに、ほのぼのと読めます。

宮部さんの既出作品がこれから絵本化されることがあったら
これはぜひ入れてほしいな~。
絵本チックだし、映えると思うんですよね。

物語自体の季節は秋のはじめから中旬にかけてですが
今回みたいにハロウィンだったり
そうでなければ冬至でもいいかも。
カボチャに関連がある季節に読むと
味わいがさらに深まるのでは?と感じさせられる
ほっこりした物語なのでした。
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