さてさて、宙出版から出ている
安武わたるさんの新美南吉シリーズも
今日で最終巻です。


出版社 / 著者からの内容紹介
ランプの青やかな光が、人々の生活を
物語か幻燈の世界のように美しく懐かしく見せる。
花のように明るいランプが、暗い村を照らす。
そして巳之助の心にも、ひとつのランプが灯っていた。

…なんか、Amazonの紹介って
シリーズなのに統一感がないんですね。
って
こんな節操のないブログ書いているワタシが言うのは失礼か★

収録作品は
*おじいさんのランプ
*仔牛
*決闘
*さるとさむらい
*名無し指物語
です。
あ、あと、あとがきも。

このブログで
新美南吉さんの絵本作品は
手ぶくろを買いに
を以前紹介しています。
コミックのシリーズ別巻は「ごんぎつね」「手袋を買いに」です。

タイトルになっている「おじいさんのランプ」は、子どものころから好きな話です。
表紙と裏表紙のカバーイラストは切絵風に描いたこの作品のもの。
裏表紙なんかとっても雰囲気あっていいですよ。

主人公の巳之助は
一本気でひたむきで向上心にあふれていて
いさぎのよい男性の生き方、って感じがするんですよね。
大人になってから字が読めるようになって
後に本屋さんになるとこなんかも
活字中毒のワタシの心をゆさぶりましたw

マンガだと特に
夜の木に光るたくさんのランプや
それを割る大人になった巳之助の悲しみが
ストレートに伝わってきます。
この見開き、カラーで見てみたいなぁ…。

ページ数の少ないのは
「仔牛」と「さるとさむらい」
どちらもほのぼの系の動物の話です。

「決闘」はページ数も多く、丁寧に描きこまれています。
子どもの心理などもうまく描かれている作品なんですが
個人的にはちょっとノれなかったかも。
作品がどうこうというよりは、個人の趣味とかタイプの問題だと思いますが。


そして
この本最後の物語になる「名無し指物語」は
なんというか、ちょっとアンデルセンっぽいムードの
切ないお話です。
貧乏の悲しさがじんわりきちゃうんですよ~。

安武さんの描くお年寄りって味わい深くてとってもステキなんですが
おじいさんが主人公なのでしみじみ度倍!って感じです。
子どものころとの対比も
目元や頬のあたりなんかはちゃんと面影がありつつ
鼻の部分はちんまりしててかわいくて
「そうそう、男の子って成長期に鼻筋がガラッとかわったりするんだよねー」
と大きくうなずいてしまう描写力。すばらしいです。


あとがきの感じだと
もしかしてまだ本誌ではシリーズ続いてた?なムードなのですが
既刊はこれで最終巻のはず。
といってもAmazon調べなんで定かではないですけれど。

もしも
この続きがあるなら、もっと読みたいなー
と思わせてくれる作品でした。
何か情報をお持ちの方がいらしたら、教えていただけるとうれしいです!

ちょっとしまらないかもですが
お願いでシリーズ紹介、終了でございます。

おつきあいいただき
ありがとうございましたm(_ _)m
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7日だけのローリー

手袋を買いに(ほっとひと息・新美南吉シリーズ)

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