今日で3部作の最後です。


内容(「MARC」データベースより)
親友エンキドゥを死に奪われたギルガメシュ王は、やがて自分をも襲うであろう死を滅ぼし、永遠の命の秘密を得ようと、長い苦しい旅にでる。はたしてその秘密を手にすることはできるか? ギルガメシュ三部作完結。

著者はルドミラ・ゼーマンさん。
出版社は岩波書店です。

ギルガメシュ王ものがたりはこちらこちら
続きがギルガメシュ王のたたかいです。

前作で親友・エンキドゥを死に奪われ
悲嘆にくれたギルガメシュ王。
永遠の命を求めて旅に出ます。
求めるものを得られず、疲れ果てて倒れた王のもとに
一羽の鳥が訪れます―――

ということで
物語の始まりは、じつはすでに長い旅を過ごしたにもかかわらず
実りを得られず、ボロボロになった王のようすを表現するところから始まります。

失意と落胆と、それでもくじけない意志力。
でも、友人を得てなくした王が変わったなーと思うのは
途中若いライオンを助けて、そのライオンを連れて旅をすること。
どんなに厳しい条件でもライオンをかかえて離さないんですよ。
第一部の王からは考えられない姿です。
(ちなみに今回の見返し部分は古代文字の壁面風の背景に、王がライオンを抱きかかえて立っている姿が彫刻ふうに描かれてるんですが
ライオンがかわいくてたまらんです!)

ところで
この永遠の命を求める最後の旅では
途中のエピソードで、聖書を思わせるモチーフがいくつも出てきます。

これは原典にあるのか、それとも著者の創作か?
原典があるとしたら、旧約聖書よりも前か後か、場所的にはどうなのよ?と
歴史も地理もいまみっつくらいのワタシには手に負えなさそうな要素がイッパイ★
できることは原典を読むことくらいかぁ。
図書館にリクエスト中なので、届いたらちゃんと読みます。
(ブログではなくブクログでレビューになるかも、です)

文章はやはりシンプルで
絵は光と闇、輝かしきもの・到達前の不気味なものや過酷なものなど
コントラストの一層の強さを放ち
それなのにライオンのポーズや海中の生き物がところどころユーモラスだったり。
遠く、近く、広く大きくと様々なアングルや誌面構成で
見開きサイズよりもはるかに大きく見えます。

物語の最後での
親友との再会、そして彼によりもたらされたメッセージ。

人の一生とは…と考えるとき
死への恐怖を感じる人はかなり多い…というか
ほとんど皆なのではないかと思いますが
それを少しだけ和らげる、そんな内容の作品ではないかと
読み終わり、紹介しながら感じさせられました。
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おふろにおいで

ギルガメシュ王のたたかい

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