紹介し忘れたらまた来年まで1年待たなくちゃかも…
と思い、ちょいっと焦ってますw

【送料無料】たった独りの引き揚げ隊

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価格:1,680円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
一九四五年、満州。少年はたった独りで死と隣り合わせの曠野へ踏み出した!四一連戦すべて一本勝ち。格闘技で生ける伝説となり、山下泰裕を指導するなど、日本柔道界・アマレス界にも大きな影響を与えた男・ビクトル古賀。コサックの血を引く男は「俺が人生でいちばん輝いていたのは一〇歳だった」という。個人史と昭和史、そしてコサックの時代史が重なる最後の男が命がけで運んだ、満州の失われた物語。

伝記とノンフィクションの間みたいな本ですね。
ビクトル古賀の物語。著者は石村博子さん。
出版社は角川書店です。

えっとー、正確にいうとこのタイトル
ホントのこととは1年ずれてますw
まー、正しく「11歳の少年~」に直すとゴロがよくないのでアリなんですけどね。
気づくのはちゃんと読んだ人だけってことでww

しかし、このビクトル古賀さん、すごいですわ。
「サンボの神様」と言われるくらいの人なのに
『人生で輝いていたのは一〇歳、一一歳くらいまでだったんだよ』って☆
えーっ!?と思いますが、本書を読むと「うーむ、そうかも…」と考えてしまいます。
だって、少年がまるっきり単独で
満州を東へ行き、南へ下りと地図上の鉄路距離にして652キロ歩いて
日本へ引き揚げてるんですよ!?
なのでおそらく実際に歩いた距離はタイトルの1000キロは全然誇張じゃないはず。
大人でも…というより、彼じゃなければくじけてる可能性、限りなく大な偉業です。

読めばわかりますが
とにかく持ってる能力フル活用のうえ
短期決戦ではなく2か月以上かけての行動。
命が危なくなったことだって何度もある。
それで生き延びた・成功したわけですから
この経験たるや強烈な印象でしょうね。
(いや、運動音痴だから大きな文字で書くのはばかられますけど、スポーツは負けても命かからないもんねぇ…)


このメインの部分になる第五章は静かにコーフンしつつ読む、という内容ですが
人によってはワタシのようにふつふつとコーフンし、「うそ!?」「すご!」と延々とひとり言をつぶやく可能性もございますので、あまり目立つ場所では読まないほうがいいかもしれません。

前フリ4章分ってちょっと長くない?と思われる向きもあるかもしれませんが
彼の生い立ち(日本のサムライとロシアのコサックの血が混ざった生まれ育ち)とか
その破天荒な性格とか
じりじりするくらいの気持ちで読み進めるからこそ
わずか11歳で大陸を歩ききることができたのだ…ということが
わかると思います。
ぶっちゃけ、平和な時代に暮らしてたら自分を持て余したんじゃないかなー
ってくらい、強烈な方です、ハイ。



格闘技系に詳しい方なら知ってるかも?な
サンボでの活躍は終章のさらに三分の二!
少ないなー、でも古賀さんの中ではこういうウェイトなのかもなー
でした。

読み応えのある、ガツッとした1冊。
内容がハードかも?と不安を感じる方は著者のあとがきをお読みください。
本を書くようになったきっかけやダイジェスト的な内容、地の文の間に挟まる古賀さんの語り口調など
全体のイメージがわくと思います。

古賀さん自身の物語でもあり
詳しい人が少ないであろうコサックの子どもの育ち方や、
番外編としてコサックの一族の話も読めます。
多岐にわたりつつ、煩雑ではない
筋の通った骨太のノンフィクション(もしくは伝記)を
どうぞお楽しみください。
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