今日から文庫本は下巻に移動しますw

【送料無料】DIVE!!(下)

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価格:580円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
密室で決定されたオリンピック代表選考に納得のいかない要一は、せっかくの内定を蹴って、正々堂々と知季と飛沫に戦いを挑む。親友が一番のライバル。複雑な思いを胸に抱き、ついに迎える最終選考。鮮やかな個性がぶつかりあう中、思いもかけない事件が発生する。デッドヒートが繰り広げられる決戦の行方は?!友情、信頼、そして勇気。大切なものがすべてつまった青春文学の金子塔、ここに完結。

今までのDIVEは
その1
その2
その3

著者、森絵都さんの作品は
にんきもののひけつ
にんきもののねがい
にんきもののはつこい
にんきもをめざせ!
君と一緒に生きよう
を、いままでに紹介しています。

本を読まずにこのブログにたどり着き、その1からてれっと読んだのち
この回の↑のあらすじをみて
「え?なに?オリンピック!?いつの間に」

と思われた方(もしいらしたら)すみません。
そう、第二部スワンダイブの最後は、この第三部のメイン、要一くんのオリンピックが決まった!
みたいな衝撃的な終わりかただったんです。。。

なのになぜ昨日書かなかったかというと
このオリンピック選定、なかなかナニソレっぽい部分もありまして。
そこからの、選ばれたはずの要一くんの葛藤が第三部「SSスペシャル'99」なんです。

…って、99かよ!10年以上たってるんだ…(ちょっと呆然)。
いやー、面白い作品ってすごいわ。全然色あせてません。
まー、彼らが流行りなんて関係ねぇなキャラなのもあると思いますけどもさw


さてさて、延々と前フリで終わるわけにもいかないので第三部のおはなし。
メインの要一くんですが
エースをねらえ!のひろみにあたるのが知季なら
お蝶夫人は要一くんです。
両親は飛び込み選手、それもオリンピックのサラブレッド。
ナチュラルにストイックで、厳しい練習を涼しくこなすうえに
ファーストフードのお店に行ってもコーヒーだけで終わりです。
(ポテトを食べるなんて選択肢、考えたこともないんじゃなかろうか。
というか、彼はメニューを見ただけでカロリー計算ができるダイバーなのだ★)
実力もピカイチ、見た目もクールビューティー。
なのに同じくらいの年頃の女の子はややニガテっぽい(第二部の飛沫の田舎で判明w)

萌え要素満載すぎてたまらん女子は多かろう!!

第一部から第三部まででうまいよな~っと思うのは
彼らの「今」を描きつつ、過去を語らせるシーンを自然に織り込んでいること。
飛沫を田舎に帰らせたりね。
この第三部は、なんと
オリンピックの選考に納得がいかない要一くんが
水泳界の会長ともいうべき前原会長に直訴に行く、という
かなりドラマティックなシーンで
会長に問われ、それにこたえる形で語られます。

そりゃもう素質満点。
しかも努力家。
スポーツ選手によくきく故障もほぼなし。
ザッツ・パーフェクト
に聞こえるんですが…この後がスゴイ。

「飛び込み以外は、ないんです。ふつうの友達も、ふつうの家族も、特別な女も、旅行の思い出も、趣味も、なんにも。飛び込み以外は何もおれにはなかったんです」

この言葉ね~、重いんですよ。
第三部の前のほうで、知季の家に要一くんが行く場面があるんですが
知季の家には同じクラブの飛び込み仲間が集まっていて
彼らが帰った後も、その雰囲気が残っているんです。要一くんはそれを「自分の手には入らなかったもの」って感じるんですね~。
(このへんもエースに通じます。というか、ワタシがエースとDIVEが似てると感じたのはここでした)

人が嫌いなわけではないけど、飛び込みにすべてを書けた結果、他のものは何もない。

できた人間に思われているけれどそんなことは決してなくて
少年の頃も今も、ドロドロした思いは自分の中にある。
隠してずるいことをしたこともあるし、うまくいかなくて八つ当たりみたいにしょうもないことをしたこともある。

そんな彼の夢だったはずのオリンピックは、わけのわからない選び方で彼の手に放り出され
彼はそれをもてあまし、熱くならない胸をかかえ、スランプに陥った。


結果として、オリンピックの選考基準は前原会長により白紙に戻され
新たに試合で決定できるように取り計らわれました。
この前原&要一コンビの会話はあとのシーンでも見られますが、とぼけていてなかなか楽しいので要チェックです♪

そしてまた、試合へ。
要一抜きの試合。もしかするとオリンピック選考選手が出てしまうかもしれない試合。
腰を調整中の飛沫は不参加。要一と一緒に試合を見ています。
その夏陽子コーチが最初から入れ込んで育てている知季の演技は…。

それを見て、そして自分以上の素晴らしいバカを目の当たりにした要一は
自分がニガテにしてきた種目を身につけ、彼らと闘うことを決意。
そのコーチを夏陽子に頼むのだった。


ってことで、3人がそれぞれ、自分にしかできない最高の技を身につけようとしているところで終わる第三部。
第四部は最終、オリンピック選考になる試合です。
彼ら三人、そしてそのほかの登場人物たちがしのぎを削って、自分の最高を見せる
そのステージ。

どうぞ楽しみにお待ちください。
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DIVE!! (その5)

DIVE!! (その3)

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