5月のうちに紹介しなくちゃなのにメモするの忘れてて、先日思い出してあわてたのがこの本ですw




内容(「BOOK」データベースより)
小さな谷川の底を写した2枚の青い幻燈―耳を澄ますと、小さな2匹の兄弟の蟹の無邪気で可愛らしい会話がすぐそこに、聴こえてくるようではありませんか。水が奏でる青い調べのように、ひとひらの花びらの一瞬の舞いのように、馨しい香りの夢のように、どこまでも透明で淡い幻想が水底で揺れています。宮沢賢治の世界を新進気鋭の遠山繁年がみごとに描いた1冊です。

文章は宮沢賢治さん。
絵は遠山繁年さん。
出版社は偕成社です。

遠山繁年さんの作品は
月夜のでんしんばしら
蜘蛛の糸
双子の星
をこのブログで紹介しています。
(けっこう多いじゃん?と思ったら『日本の童話傑作選』でけっこう描いてらっしゃる画家さんでしたね)

宮沢賢治らしい会話と不思議さに満ちた有名な作品ですよね。
「クラムボン」ってなにさ、といまだに思います。
イーハトーヴが岩手なら、クラムボンだってそれに対応する言葉があるんじゃない?って。
そう思う人はい~っぱいいますが、どうやら今のところ、それを解き明かした人はいないようです。

賢治が「幻燈です」と最初に語っているこの物語。
挿絵をつけるかたはどんなふうに描くのかしら?と思っていたら
遠山さんはいたずら書きにも見えるような、素朴なタッチで仕上げました。
線と色とが奇妙にゆがんだ独特の絵。
なぜだろう?と考えていて
もしかしたら全編通して水の底だから、その雰囲気を出しているのかな?と。

子どものころ、プールの中にもぐって眼をあけて、そこから見た景色と
なんとなく似通った雰囲気があるようです。
蟹の赤い色すらときどき定かではなく
鮮やかなのは鳥の青
なしの紫

ことに落ちてきたなしは
「とぼん」という音が聞こえそうな質感です。
川に落ちるなし、お酒になったらどんな味なんでしょうね?
そういえば、この本を読んで果実酒のなしを漬けた方のブログを読んだことがあります。

かにのことばがくぐもって聞こえるような文章と絵のコラボ
機会がありましたら
どうぞお手にとって楽しんでみてください。
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ちいさなヒッポ

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