ずっとコミックのベスト20に入っていたのに紹介できてなかった本です。
ちょっと長めなので何回かに分けてご紹介します♪


出版社/著者からの内容紹介
絢爛たるルネサンスが花開く、16世紀フィレンツェ。女は画家に
なれない時代にあってなお、白い聖母を描く一人の少女がいた。ミケランジェロ
やラファエロなど当代随一の天才の心を奪う少女・フィオレンティーナの夢と情
熱の軌跡とは...!?
戸川視友が描く大河ロマネスク

今買えるの文庫版ですが(上の画像)、ワタシが持っているのはその前に出た新書版なので
コミックスの巻数は↓の新書版にそっているとご了承くださいm(_ _)m

今日ご紹介するのは↑の版の4巻まで。
著者は戸川視友さん。
出版社は冬水舎さんです。

戸川さんの作品は、たぶん今はこの冬水舎でしか読めないんじゃないかな。
冬水舎さんはかなり同人っぽいカンジの小さい出版社さんで
書店によっては置いてないところもあるでしょうね。
実を言うと出版当時はほぼBL(ボーイズラブ)系。
今は男女の恋愛モノも出てるようですが、まあ、そんな感じのところです。

あ、でも、内容紹介を見ていただけばわかる通り
この作品はBLではないです。
少女の夢とロマンを追い求める物語といいましょうか。
時代もルネッサンスですし、絵画の世界ですし
華やかでドラマティックなストーリーです。

この1~4巻は、主人公フィオレンティーナのいわば修業の入り口編です。
彼女は絵を描くのが何より好きで、絵を描いてさえいれば幸せ。
けれど絵は女の描くものではない…というか
女は画家になれないので
必然的に道楽になってしまい
庶民の家ではそれをゆるすようなゆとりがないわけです。

親に反対されながらも絵を止められないフィオレンティーナは
夜中、道にチョークで聖母の絵を描いているところを
アルフォンソと出会います。

この出会いがフィオレンティーナの生涯を決めるわけですね~。

フィオレンティーナの才能はひと目見てわかるほどで
いろいろすったもんだのあげく
アルフォンソがスポンサーとして才能を育てる、ということになり
フィオレンティーナは髪を切り、男性として
画家ラファエロの弟子になります。

とはいえ、教育も受けてなければ
絵の描きかたについてもなにもしらないフィオレンティーナ。
ラファエロのところで
絵について一から教えてもらいながら
腕を磨くのですが
このあたりの設定が
今後の展開にもかかわってくる
絵画の材料や手法などについて
読者がいっしょに理解するいいチャンスなんですよ~。

ラファエロやミケランジェロなどのルネッサンスの第一線の芸術家たちが
有名になり始め、けれどまだローマでの活躍をしていなかったころ

その時代の史実や描かれた作品と
ストーリーを組み合わせているのですが
これがなかなか説得力アリのすぐれもの。
よみやすくて、歴史的な雑学もすんなりアタマに入り
なおかつちょっとした小ネタな笑いもあるのでシリアスになりすぎない
要するにバランスのいい作品なんです。

中世の街並みに衣装にゴージャスな家の中に背景の花など
コテコテになりそうな要素がてんこもりですが
それにしてはさっぱりめの絵はトーンやベタを抑えめにしてるからかな?
くどくないのでたぶん男性でもOKな人は多いと思います。

フィレンツェの下積み時代のイントロ4巻
これからが楽しみなコミックシリーズの幕開けでした♪
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白のフィオレンティーナ(5~8巻)

ぼくは赤ちゃんがほしいの

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