一般的には小説のカテゴリなんだと思うんですが
内容的にはラノベだよなー、と思い、このブログでのカテゴリはそのようにしました。

【送料無料】少年少女飛行倶楽部

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。

著者は加納朋子さん。
表紙と扉絵は丹地陽子さん。
出版社は文藝春秋さんです。

加納朋子さんの作品は
ぐるぐる猿と歌う鳥
を、以前このブログで紹介しています。

著者のあとがきによると
「底抜けに明るい、青春物語が描きたくなりました。それも、中学生が空を飛ぶ話が。」
ということで書かれはじめた作品のようで
作品を読んだ前でも後でも、著者のこの言葉は
なるほどー
です。

なんというか、わりと唐突な衝動なんでしょうね。
それが形になっていて、物語として面白いのです。
ただ
読者によっては、それが設定の甘さになっていると感じる人がいるかも、でもあります。

というのも
飛行クラブで、ようするに「飛びたい」と思う人の話、なんですが
飛びたいと思っているのは部長のカミサマなのに
彼はそのためのアクションを自分から起こすことはなくて
なぜかなりゆきでクラブに入った主人公のくーちゃんが「飛ばせてあげたい」と
いろいろがんばっちゃう、というストーリーなんですね。

そういう意味で、彼らはがんばるんですが
切実さとかそういうのには欠けていたり
なるほどなエピソードをいろいろ重ねつつも
飛行的なクライマックスが、それいいの?みたいな
ちょっと偶然頼りすぎでヤバくない?な成功のしかただったりするんです。
(個人的にはここに登場する大人の頼りなさ、変人さに「え?」だったりもします★)

要するに
児童書ファンからはツッコミをうけそうな要素けっこうアリってことですねw
まあ、児童書じゃないよ、小説じゃん。って言われればそれまでですがw


ただ
このブログで紹介したのは
そういうところじゃなくて
あくの強いキャラクターたちがときどきくーちゃんにもらす本音に
思春期の不安定さとかを含めた独特の心理状態があらわれていて
それがとっても腑に落ちたり
知ることで自分の考え方や感じ方が変わるんじゃないかなって思うところがあるからなんです。

全体通してくーちゃんの一人称で物語が進んでいるので
彼女が聞いたこととそれを通して感じたこと、になるわけですけどね。

くーちゃんはさっぱりした性格でわりとフツーにいるタイプ
みたいに本人は思ってるようですが
傍から見ると許容量の大きい、おおらかな子なんですね。
なのでクセのあるタイプから非常に人気がある…んだけど、当人は気づいてないみたいです。

中学生の主観で語られるので
弁がたつんだかたたないんだか
自分と周りの感覚のギャップとか
ヌケてる部分もそのままに書かれていて
大人はなんとなく昔を思い出してみたり
思春期だと自分と重ねるところがあったり
するんじゃないかな。

思春期ってイタイ部分がけっこうあるんですが
この本はそれが少なめなので
ある意味安心して読めると思います。
YAとかだと読むのツライ、ってこと時々ありますが
それはないので安心して読めます、って言ってもいいかな。

文章も読みやすいし
絵もかわいいので、キャラのイメージも湧きやすいと思います。
新学期
クラブとか新しい人間関係とかでちょっと戸惑ったとき読んでみると
息抜きになるかも、です。
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ふしぎなたけのこ

【雑感】今、絵本・児童書に何を求めているか

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