ありそうで意外とないタイプの絵本と思います。


内容(「MARC」データベースより)
朝からおなかが痛いと言っていたゆたか。夜になって高い熱が出た。お父さんは夜勤で勤め先の新聞社に行っている。お母さんは119番で救急車を呼んだ…。夜の病院の緊急手術の様子を、写真と文章で描く絵本。

文章を書いているのがなんと谷川俊太郎さん。
写真は長野重一さんという方です。
出版社さんは福音館書店さん。<こどものとも>傑作集で、5年前くらいまでは書店で入手できたみたい。
今は図書館か古本屋さんじゃないと…のようです。

モノクロで夜のシーンで
表紙が走っている救急車をスピード感たっぷりに撮影しているとあっては
読む前からかなりドキッとさせる写真絵本です。

写真絵本って、エッセイ風のものだったり
生態や文化を紹介するといったタイプが多いと思うんですが
これはドキュメンタリータッチ。
ただ、ホントにあったことをそのまま撮影したかといえば
あまりにタイミングが合いすぎるので「?」ですけれどね。

全編モノクロ写真なので、さらにリアルさ倍!
ただ、最初に出版されたのが1979年なので
特に電話をかけるあたりとかの古さはいたしかたないですね~。
今は携帯ですから。
そのあたりのズレが大きくて、今、出版されてないのかな?
読み手の子が電話を見てなんだかわからない可能性…ありますね★

写真とシチュエーションの緊迫感を
谷川さんの文章が(とくにお父さんの言葉とか)
盛り上げつつも少し笑えるような「ヌケ」の部分を作って
読者がちょっと息を休められるような場面も入れています。
しかし、この作品のお父さん
話してることとか表情の描写とか
すごくいいです。
心配してるようすが手に取るようにわかって
谷川さんの家でも同じようなことがあったのかしら?と思うくらい。

真夜中の病気は盲腸なので
手術が終われば一安心。
物語を楽しんで
入院ってどんなふう?みたいな雰囲気がつかめる1冊。

機会がありましたらぜひご一読いただきたい作品です。
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【雑感】読書中の本いろいろ

からすのパンやさん

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