アフリカの民話をもとにした絵本です。


内容(「BOOK」データベースより)
この本にのっている民話には、長い遠い困難な旅に出かけるクワク・アナンシが登場します。魚やはやぶさからおどかされ、おそろしい運命に立たされたアナンシが、息子たちによってたすけだされます。ところがアナンシは、おれいのほうびをだれにやったらよいかわかりません。アナンシは、万物最高の神であるニヤメを呼び、あかぬけた、歯ぎれのよい機知によって、アナンシの苦しい立場を解決してもらうのでした。色彩華麗な図案構成、それに正しいアフリカ言語のリズムを取入れたこのジェラルド・マクダーモットの再話によるアナンシは、子どもの絵本創造の新しい方向を一歩進めました。つまり、これまでの伝統的形式を守りながら、同時に一方で現代の子どもたちに正しい民話を受け継がせるという課題に答えています。

ほるぷ出版の絵本です。
著者のジェラルド・マクダーモットさんの作品は
太陽へとぶ矢
を紹介しています。

「太陽へとぶ矢」のときも思いましたが
パッと見て「あっ、このヒトの絵本」ってわかるくらい
アピール力満載の表紙です。
オレンジと黒とか赤と黒とか
ビビッドを通り越して「すごい☆」としか言いようのないインパクトw

そしてこの表紙でわかります…よね?
アナンシって、クモなんですよ~。
アフリカのガーナ、アシャンティ地方というところの民話で
このクモのアナンシがアシャンティ地方の民話では英雄なんだそうです。
国と地域が変わるとヒーローも変わるんですねぇ。

ニガテな方もいらっしゃるとは思いますが
これだけデザイン化・デフォルメされていれば
クモっぽさはだいぶ薄れていますので
それほど抵抗感はないと思います。
どっちかというと、この色遣いにクラクラして負けないかどうかの方が心配ですA(^-^;

この物語はアナンシよりも息子たちが活躍する話で
シナの5にんきょうだいとか
王さまと九人のきょうだいなんかが
タイプとしては似てるかな。
グリムにも(兄弟ではないですが)似たタイプの話がありますね。

ちがうのは物語の終わりかた。
上記の物語はそれぞれ窮地を脱してめでたし、めでたしなんですが
このアナンシの話は、ごほうびが出てくるんですよ。
きょうだいみんなが活躍したのに、ごほうびになるものはひとつ。
どうしたらいいだろうか?と神様にうかがって
最終的には神様が解決策をくださった…というラスト。

なんだか話が横すべりしているような
でもこれでいいような?
ワタシたちの知っているタイプの民話とはちょっと趣が違いますが
国の違いを絵本を通して感じられるから、これもアリかな。

毎晩繰り返し読むような、じんわりかみしめるご飯タイプの作品というよりも
ちょっとドキドキするような刺激がほしい日に思い出して
「あんなのあったよね」っていう、スパイスのきいたお料理風の絵本ですが
月のきれいな、できれば満月の夜には
こんな絵本もいいと思います。
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