寒いですが、ちょいとホラーなムードもある幻想的なコミックの紹介など。

【送料無料】幻想綺帖(1)

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価格:840円(税込、送料別)


以下Amazonよりコピペ
内容紹介
泉鏡花、中島敦、モンゴメリ、サキらの傑作。はたまた随筆「耳袋」や中国奇談の怪作など。古今東西の名作、幻想奇想譚を原作に『雨柳堂夢咄』の著者が流麗な筆致で描き出す、妖しくも儚く美しい世界。その数々を収録した、読み切り幻想譚シリーズ、第一巻。10月には泉鏡花の魅惑の長編を元にした『幻想綺帖』二 ~玉藻の前~刊行を予定。

波津彬子さんの作品はこれまでに
鏡花夢幻

雨柳堂の
其の一(シリーズの設定についてはこちらを読んでいただくといいかも)
其の二
其の三
其の四
其の五のひとつめふたつめ
其の六
を紹介しています。

リンクはってて思いましたが、ワタシ、波津さんのコミックいっぱい紹介してますね~w
世間的にはどれくらいメジャーなのかわからないですが
なんというか
品がいいし、紹介しやすいんですよね。
短編連作集みたいな作品が多いから、1冊ずつ取り上げやすいですし
それに多分、今じゃなくちゃ!みたいな切実な時代性がないのもいいんじゃないかと思います。

そして波津さんは
短編も小説のコミック化も大変上手な方で
それがこの幻想綺帖ではダブルな組み合わせなので
おいしくてたまりません♪

しかも、この本では
中国・日本・ヨーロッパと
国までごたまぜですが
コミック1冊にまとめても違和感がないのはさすが!です。
正確に言うと、トーンの違いはあるんですが
不協和になっていない…と表現すればいいのかしら。

ちなみに収録作品は
・山月記(原作/中島敦「山月記」)
・嵐の夜に(原作/モンゴメリ「スモーキー島のハウス・パーティ」)
・藤の森のおぢい(原作/根岸鎮衛「耳袋―人間に交わる狐の事―」)
・雪訪い(原作/泉鏡花「第二蒟蒻本」)
・中国奇談(原作/「小人」「陳宝祠」…中国古典)
・夜半の膳(原作/芥川龍之介「椒図志異」)
・開いた窓(原作/サキ「開いた窓」)
・幽霊、恩を謝する事(原作/根岸鎮衛「耳袋―幽霊恩謝する事」)
・化鳥(原作/泉鏡花「化鳥」)
です。
…そんなにいっぱい収録されてたっけ?と思いましたが
かなり短いページ数のものもけっこう入ってるんでした。

で、
収録作品を書いてて(打ってて)思ったんですが
作家自体はメジャーでも、作品は聞いたことない、っていうのがほとんどでは?
よくまぁマイナーな作品をいっぱい集めているなぁとw
原作を8割知っていた自分にも驚いて褒めたくなりました(爆)。

個々の作品については
数が多いのと
著者の波津さんがあとがきでまとめてくださっていて
それを読んでいただくのが何よりかと思いますので
あえて紹介しないほうがいいのかも?と思ったり。
(なのでこの本、店頭で見つけて購入を迷ったら、あとがきをパラリと読んでみるのをおススメします)

個人的に好きなのは
一番ページ数の多い「嵐の夜に」と
一番ページ数の少ない「夜半の膳」という
ヘンな組み合わせですが
どちらも同じくらい楽しめるのがスゴイところです☆

「嵐の夜に」は
コミックになって、文章とは一味違う雰囲気のモンゴメリを味わえますので
モンゴメリの文章はちょっとニガテ…という人にもおすすめできると思いますし
「夜半の膳」は
わりと芥川っぽい雰囲気がそのままあらわされているので
芥川スキーな方に。あと、杉浦日向子さんの「百物語」が好きな方なんかにもおすすめしちゃうかな。

それから2作入っている泉鏡花作品は
もう、鉄板ですね。間違いない感じ。
「化鳥」の頼りなさ・わけのわからなさ・でもきれいだからいいのだ、みたいなのをそのまんまあらわしているのは
は~っとため息ものです。ホントに。

コミックを読んだ後、原作を探して読んでみるのもよし
これで満足して終わるもまたよし

どちらをとっても多分後悔しないでしょうな作品集。

よろしければご一読をどうぞ。
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