【送料無料】クリスマス・キャロル

【送料無料】クリスマス・キャロル

価格:1,260円(税込、送料別)


以下、Amazonより出版社/著者からの内容紹介
人とのつながりに背を向け、お金だけがすべてのスクルージにとって、クリスマスなど無意味なものでしかない。
あるクリスマス・イブ、そんなスクルージの前に過去・現在・未来の精霊が現われ、心揺さぶる"旅"へと彼を誘う。
そこでスクルージを待っていたものとは......!?
出版社からのコメント
「マンガ」で甦る不滅のクリスマス・ストーリー。
「守銭奴・スクルージはただの拝金主義者なのか?」。160年以上も世界中で愛され、読まれ続けたディケンズのあの名作が最高最適の描き手を得て、待望の完全描き下ろしコミック化!!
 光文社古典新訳文庫を原案に、名匠・坂田靖子が贈る心温まるファンタジーの世界。

坂田靖子さんの作品は
堤中納言物語
磯の貝に聴いた咄
芋の葉に聴いた咄
をこれまでに紹介しています。

たまたまですが、今までこのブログでは日本の古典風ストーリーを紹介していた坂田靖子さん
今回紹介するのはイギリスの古典のコミカライズです。

クリスマス・キャロル。
昨年はインノチェンティ挿絵のクリスマス・キャロルをこのブログで紹介しましましたが、
原作がすごくよくて、坂田さんはイギリス系のストーリー物が得意な漫画家さん。
これでハズレなわけがない★
と購入したワタシの眼はさすがだ、と、自画自賛。

いや、褒められるべきはこのカップリングを思いつき依頼して受けてもらった
光文社の編集さんですがねw


マンガにするということは
普通に考えるとページ数は増えます。
それを、ほぼ変わらない状態でマンガ化する
ということは、エピソードに手を入れるということ。

ですが
この手の入れ方が、非常にメリハリに満ちていて素晴らしいんです。

イントロの「マーレイは死んでいた」のくだりはゆっくりと丁寧に描いているし
(じつはそれがホラーっぽかったりするんですがw)
甥っ子が訪ねてくるシーンも、描きこみが多めですね。
マーレイの幽霊が出てくるシーンはアレンジがされていますが
クリスマスの精霊たちの場面はちょっとずつちょっとずつ刈り込みをしていて
テンポよくさっぱりと物語を進めています。
そしてラストのこの世に帰ってきた場面は
なかなか大胆な新展開☆
でもそれでいて、物語の世界観は全然崩れていません。
坂田靖子、恐るべし!

個人的にちょっと意外だったのはキャラクターの外見ですね。
ワタシ、スクルージはもっと貧相な感じを連想していたので
(映画のクリスマス・キャロルとか、インノチェンティの挿絵とかの雰囲気)
坂田さんの恰幅のいいガンコなおじさん像を見て
へぇ~って感じでした。
あと、ボブ・クラチットが若くてちょっとビックリ。上の娘・息子はもう大きいので
ボブもそれなりの年だと思ったんですが
早婚だったのかしらw

それから、坂田さんらしいな~っと思ったのは
現在のクリスマスの妖精に連れ歩かれるときのスクルージのちょっとしたエピソード。
原作にはない彼の行動がなんともユーモラスでいい味出してますw
スクルージという人間をよくあらわしている一面でもあるんですよね~。

活字がマンガになると
確かに読みやすくはなるんですが
世界観を崩さず、マンガ家らしさをプラスして
さらに楽しめるようにする
というのはマッチングとマンガ家の力量のどちらが欠けてもなりたちません。
この本は両立している素晴らしい作品です。

表紙にリボンがついた装丁のハードカバータイプなので
クリスマスプレゼントにもイイと思います。
それで面白いなーと思ったら文庫本の活字の方を読めば
さらに楽しめるわけですしね。

小説は中学生くらいじゃないとちょっと難しいですが
このマンガなら小学校中学年くらいからいけるかも?
クリスマスに本をあげたい
でも、好みもあるし、カタイ本をあげるのもちょっとかわいそう
なんて思うなら
この本をあげるのは
なかなかよい選択ではないかしら?

小説を読んだ人にもまだの人にもおススメできるプレゼントになると思います。
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