そろそろクリスマス絵本を紹介してもいいころですよね♪



1世紀どころか、あと10数年で2世紀☆にわたって愛され続けている詩の絵本です。

詩の著者はクレメント・ムーア
絵はトミー・デ・パオラです。

トミー・デ・パオラの作品は
神の道化師
騎士とドラゴン
ヘルガの持参金
を紹介しています。

この詩がサンタクロースのイメージを決めた、というほど有名な詩のようですが
日本では…どっかで見たことあるような?くらいです。
ほるぷ出版から出ていますが、現在は品切れですし。

海外の詩って、長いんですよね。
それこそ絵本1冊フルに詩。で、ぜんぜんもてあまさない。
日本は俳句にしちゃってものすごくコンパクトなので、まさに対極w

そして、この詩は
著者の我が子たちへのクリスマスのプレゼントとして書きあげられたものだそうです。
それが
その場にいた友人によって書きとめられ
ニューヨークの出版社に送られ
翌年新聞に載って
以来転載をくりかえしながらアメリカで愛され続けているということです。

なんだかすごいシンデレラストーリーっぽいなりゆきですが
読んでみるとそんなふうに読み継がれた理由が非常によくわかります。
ほどほどにロマンティックで
それでいてリアルで
すてきにユニークで
大人が子どもに伝える愛がこもった、とってもあったかい夢物語なんですよ。

それにあわせたトミー・デ・パオラの挿絵は
詩には書かれていない
もっと前の場面から始まっています。
表紙と、デ・パオラからのメッセージのページで
家族がクリスマスの準備をする、おそらくはイブの日の昼間から寝るまでの様子が
さらりと描かれているのです。

この下ごしらえがあるので
詩が始まった時に、内容を知らない人も素直に
詩の世界、絵の世界にすべりこんでいけるようです。

夜の闇は、月の光が雪に照りかえしているのでやわらかい青になり
うちのなかはしっかりとあたたかそうで
サンタさんを初めてみてドキドキしていても
ここでは何も怖いことは起きないんだと思わせてくれます。

そしてこのサンタさんがね
ちょっとおっちゃんぽいというかなんというかw
詩の中で
「ものうりじいさん そっくりだ」
って言われちゃってるんですよね~。

パイプをくわえてたり
ウィンクをしたり
聖人がモデルとは思えないちゃめっけぶりです。
デ・パオラの絵も
ちょっとひと癖ありそうな雰囲気で
この人らしい挿絵です。

クリスマスと言うと
キリストの誕生日なんですが
ここにはそれとはちょっと違う
「子どもがプレゼントをもらえる日」としてのクリスマスが描かれているんですね。

ほんのちょっとだけ残念なのは
翻訳絵本なので
原文が読めないこと。

たぶんですが
英語の詩は韻を踏んでいる部分があったりするんじゃないかと思うんですよ。
言葉のリズムもちがうはず。

日本語にするのに、そのへんを訳者の方が非常に工夫されているのはわかりますが
英語もあったら
たぶんもっとよかったでしょうね。

小さく英語の原文も載せた
対訳絵本なんかがあったら素晴らしいのにな~
っと思う
クリスマス絵本でした。

日本人には
キリスト色の濃い作品よりもきっとなじみやすいと思います。
図書館などで見る機会がありましたら
ぜひ一度手に取って読んでみてください。
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よいしょ

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