本日は季節無視でまいりますw


内容(「BOOK」データベースより)
特急キト号は山をかけおり、ジャングルをぬけて海まで走ります。ちいさな男の子、ペドロは、そんなキト号にあこがれていました。そして、おもいもかけず、キト号にのってしまうのです。エクアドルのアンデス山脈を走るキト号とインディオを題材にした絵本。汽車が好きなちいさな男の子の、大きな冒険。

著者はルドヴィッヒ・ベーメルマンスさん。PHP研究所から出版されています。

ベーメルマンスさんは<マドレーヌちゃん>のシリーズが有名な絵本作家さんです。
マドレーヌちゃんの紹介も近いうちにするつもりなんですが
「そのほかにどんな作品をかいている人だっけ?」と思って読んだのが
ことのほか面白かったので、つい先に紹介してしまいます。

この絵本、日本で出版されたのは2006年ですが
海外で出版されたのは1938年、なんと、マドレーヌちゃんの1作目よりも早いんですね!

クレパスかな?単色で描かれていて
色がブラウン、紙もクリーム色で
目にも気持ちにも優しい色合いです。

舞台はエクアドルなんですが
その場所説明がなんとも独特のユニークさ。
著者は面白い考え方をする人なんだな~と思いました。

タイトルは「キト号」で、汽車の名前なんですが
主人公はペドロというちいさな男の子。
どれくらい小さいかというと、自分の名前も言えないくらいです。
でも、しっかり家で毎日お手伝いをしています。

ペドロはちいさい男の子らしく
汽車が大好き。
なので、ある日駅で汽車にのりこんでしまいます。
気づかれないまま汽車は発車し、どんどんすすみ
とうとう終着駅のキトでやっと車掌さんが気付くのです。

しかし、このペドロくん
太っ腹な子ですね~。
泣きも困りもしないで長い距離を汽車で行くんですから。
ワタシはなんとなくエンソくんを思い出してしまいましたよw

ペドロをみつけた車掌さんはといえば
返事のできないペドロくんに困り、機関士と給油係に尋ねちゃうくらいのリッパな(?)ひとりもの。
機関士さんに「赤ちゃんさ」って言われるまでわからないんですからね。

それでも家に連れていって
着替えさせて食べさせてベッドに寝かせるんですから親切です。
そして
一緒のベッドで寝ないで、自分はソファに寝ちゃうところがひとりものっぽくていいですww

車掌さんの面倒のみかたったら
慣れてないことこの上なしですが
ペドロくん、全然困ってませんw
ふたりは4日ほどいっしょにすごします。
汽車が行って帰るまでにそれくらいかかるからです。

ペドロが乗り込んだ駅について
車掌さんは駅に来ていた姉にペドロを渡します。
お別れの挨拶をする間もなく汽車は出発
車掌さんともお別れです。

このねー
お別れのシーンがねー
ものすごくイイんですよ!
このシーンはぜひ読んで味わってください。
ワタシの文章で「こんなふうです」って書いちゃうとうすっぺらくなっちゃう★

大冒険をしてきたのに、ペドロくんはそんなことなかったかのように日常に戻ります。
彼はうんと小さいので記憶にも残らないでしょうね~。

すごく緻密なわけでもなく
感情的な表現はどちらかというと乏しい感じ。
なのに
すごく楽しくてにこにこしちゃうあったかさにあふれています。
こういうのを作家の人柄っていうんでしょうか?

エクアドルの空気や当時の雰囲気がたっぷりつめこまれた絵本です。
訳者あとがきのページにある、著者が撮影した写真も必見。
書店で手に入れることはできなさそうですので
図書館か古本かになってしまいますが
チャンスがありましたら、お手にとってご覧くださいませ。
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ココ、きみのせいじゃない

雪窓

comment iconコメント ( -2 )

No Subject

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

名前: 履歴書の見本 [Edit] 2014-07-13 08:41

No Subject

履歴書の見本さま
おいでいただきありがとうございました♪
記事、気に入っていただいて嬉しいです。
お気の向いたときにまたどうぞいらしてくださいね^^

名前: しろいまちこ [Edit] 2014-07-13 22:46

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