ストックトン&センダックがコンビを組んだもう1冊の作品です。



コピペできるあらすじは残念ながらありませんでした。
偕成社さんから出版されていましたが、現在は品切れですので
お近くの図書館などで探してみるのがいいと思います。

最近このブログで紹介した同コンビの作品は
みつばちじいさんの旅です。
(あとがきによると、この「怪じゅうが町へやってきた」は「お話集 みつばちじいさんのたび」という本の中の一編だそうです。もともと同じ本に収録されてたんですね)

この本、いつごろから品切れなんでしょうね?
商品情報用にリンクしたAmazonを見てみたら、中古がえらい高値になってましたよ…★

なんといいますか
センダックの趣味爆裂☆な児童書ですw

怪じゅう(しょっぱなから余談ですが、この書きかた、時代を感じません?
今なら漢字2文字でルビをふるか、ひらがなにひらくかどちらかで、
こういう片方だけ漢字みたいなのは、特にタイトルになんかしないように思います)のグリフィンはもちろん主人公なんですが
主人公に近いくらい活躍(?)するぼうさまの描かれかたったら、顔すらよくわからないありさま。
ワタシは表紙だけ見てた時は女の人だと思いましたよ。だって、僧服がロングスカートっぽいうえに、帽子をかぶってしたからおかっぱ風の髪がのぞいてたりするんですもの。

まあ、それを言ったら文章のほうもぼうさまの名前すら出てきませんからどっちもどっちかもしれませんf(^-^;
若いけれど自分のつとめに熱心ないいぼうさまなのに、彼はなんだかかわいそうなキャラですなぁ。。。

こんなことばっかり書いてても、あらすじのわからない人にはなにがなにやらですね。
ここはひとつ、訳者の書いた「まえがき」をそのまま紹介することにしましょう。

「はじめに
ある日とつぜん、しずかな町に、大むかしの怪じゅうグリフィンの生きのこり、まいおりました。さあ、町は大さわぎです。
教会のわかいぼうさまが、町の人たちにせがまれて、怪じゅうにあいにでかけます。怪じゅうは、ひとめでぼうさまをきにいって、町にいついてしまいました。このみるからにこわそうな怪じゅうが、町の学校でわんぱくこぞうたちをおしえてあり、びょう人のかんびょうをしたりするのです。おかしな怪じゅうですね。
でも、秋になると、怪じゅうもおなかをすかせてきました。町の子を、みんなたべてしまうのではないでしょうか。さあ、どんなことになるのでしょう。」

ってことで、とつぜんグリフィンがあらわれちゃったりなんかして
しかもこのグリフィン、精悍でかっこいいんですけど、見るからにこわそうなんですよ。
こんなのになつかれちゃったぼうさま、ちょっと災難かも…。

そのうえ、このぼうさまは
人がいいのに非常にみんなに八つ当たりされやすいキャラのようで
なにかあるとみんながぼうさまのせいだと文句のおしりを持ってきます。
彼は他の人にグチを言ったり切れたりしないで誠実に対処するんですけどねー。
それがまた裏目に出ちゃったりすることもあって
非常に世間っぽい物語のつくりで
半分過ぎくらいまで話がすすんでいきます。

しかし
そのあとがひねられていて
え?こうなっちゃうの?って展開になり
しかも最後の結びはさらに半ひねりくらいされちゃってて
なかなかに意外な展開。
しかも表現が、それまで読んできた読者に「あーなるほどね」と思わせる皮肉さも含んでいて
児童書のくせして、一筋縄ではいかないクセモノ。
こういうタイプの本って、あまりないんじゃないかしら。

センダックの挿絵は、色なしペン画でスペースも絵本ほどではないのに存在感たっぷり。
グリフィンがコワイやらおかしみがあるやらで
物語の面白さが何倍にもひきたっています。


こういう本って、流行には取り残されてるかもですが
時代はあまり関係ない物語と挿絵だし
センダックのネームバリューでボチボチ売れたりはしないのかな?
センダック○周年!とか、売れそうなチャンスがあった時にでもいいので
品切れ解消(要するに再販)を希望いたします。
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おいしそうなバレエ

だっこのおにぎり

comment iconコメント ( -2 )

小さいころに買ってもらった本です。
内容はうろ覚えだったのですがとても気になっていたのでこちらのサイト様で見つけることが出来て嬉しく思いました。
ラストはどうしても思い出せませんが、
子供心ながらに、切ない気持ちにさせられたストーリーだったと記憶しています。
実家へ帰ったときに探して読んでみたいと思いました。

名前: あかね [Edit] 2012-12-06 14:38

あかねさま

コメントありがとうございます。
小さいころ読んでいらしたんですか。すごーい!
おうちの方がとっても本好きかセンダック好きか
どちらでしょうね?
展開が「え?え?」って感じでドキドキする本でしたね♪
ご実家にまだ本がおありなんですね。
ぜひ、ご帰宅の際にはお手にとってみてください!
大人になってからの感想も教えていただけましたら幸いです^^

名前: しろいまちこ [Edit] 2012-12-07 07:59

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