少し間があきましたが、シリーズの続きの紹介を。

スフィンクス

スフィンクス

価格:530円(税込、送料別)


以下Amazonよりコピペ
内容紹介
「山へ行く」に続く”ここではない★どこか”シリーズ第2弾。二年ぶりに萩尾望都の本格SF作品が発刊になります。

1巻のあの長い紹介文はなんだったんでしょーか。
楽天では紹介文なし。Amazonでこれだけ。差別じゃない?

なのでもくじくらいは手打ちしましょうね。
オイディプス メッセージⅢ/スフィンクス メッセージⅣ/海の青/青いドア/世界の終わりにたった1人で(前編)/世界の終わりにたった1人で(後編)/しまうまのQ&A


ちなみに紹介文が長かったシリーズ1冊目は山へ行くです。

2巻はいきなり<メッセージ>のⅢとⅣから始まります。
メッセンジャーが伝える相手も時代もバラバラですが、なぜか彼は報われないことが多いですね。
この片手が人のものじゃない手のメッセンジャーって、なにかモデルっぽいものがあるのかな?
前巻では下敷きになるような物語は特になかったと思うのですが
今回はギリシャ神話のオイディプス王の物語とスフィンクスの物語を下敷きにしているのですが
この解釈というか表現がなんともすごい、です。
物語の順序は年代的に言うと逆なんですが、そこも起承転結の転の最後から結を一気に見せて
回想としてそもそものなれそめを見せるという、読者の興味を引きつける逆配置ですね。
非常にドラマティックでぐいぐい惹きこまれ、一気に読み進んでしまいます。
絵がまた合うんだ。この物語に。

<海の青>は大学生の女の子の片思いの話。
人魚姫に自分をなぞらえてモノローグを入れながら物語が進みますが
本人真面目で、息苦しくて、でもはたから見るとちょっとコミカルなところがあってにやりと笑えちゃう。
このバランス感覚がナイスです。
告白後の彼女の気持ちは非常に純粋な恋の結晶って感じ。
恋から遠ざかっちゃって~とか、好きな人ができるってどんな感じなの?とかって人は
この作品で恋愛のドキドキやうっとりを思い出したり感じ取るのもいいんじゃないかな。
ちなみにこの作品は、まだコミックスになってない後日の物語もあって
次の巻も楽しみに待っているのでした。大好きなので何度でも読みたい!w

<青いドア>は…
なんというか…
非常にありそうなリアルな話で
ホラーではないんですが、ワタシはちょっとコワイです★
いままでひとつの場所にエネルギーを注いでいた人が
その対象がなくなると、そのエネルギーは今度はどこに?
みたいな感じ。

<世界の終わりにたった1人で>
これは前巻で「あとで紹介しますね」と言った生方さんちの物語。
主人公の生方正臣さんは大学の講師と小説家をしていて
物語のあちこちに出てきます。
たとえば<海の青>の女の子が通ってる大学の講師をしてるとか、そんな感じ。
小説家をしてるだけあって夢見がちなタイプで
少年のうちに亡くなった弟がいて、その弟のことは記憶に強く残っていて
弟ならこうしただろう、って<宇宙船運転免許証>の更新をしに行ってみたりします。(1巻の物語)
この前後編では、はるか後に知った血のつながらない弟(母が再婚した相手の前の結婚の時の子ども)なんかが出てきて
家族構成の複雑さと、そこにからむ心理や過去の物語などがあり
読めばわかりやすいけれど解説するのはフクザツ、です。
前巻<柳の木>の最後の会話がグッとくるように
この物語でも『イメージの海』の前で作者の画家の語る言葉が非常に心に響きます。

そして
エピローグというよりオマケ的についている
<しまうまのQ&A>
これは昔からの萩尾望都ファンなら「あ~~~っ」と懐かしがるような世界。
2ページ見開きオンリー。
昔はこういうのけっこうアリでしたが、そういえば今はこのパターン、ありませんねぇ。
70年代とか80年代くらいだったかなぁ。
雑誌のふろくだったみたいです。どんなだったのか掲載時見損ねたのが残念!


とまあ、つらつらと書き連ねましたが
表紙とうらはらに「青」がモチーフのストーリーが多いです。
よく晴れた日に読んで、一息つくときに空を見上げたりするの、いいかもです。
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おおきな おおきな どうぐ

こびとのくつや

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