ローラシリーズ、最終巻の紹介です。

はじめの四年間

はじめの四年間

価格:672円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ローラは結婚して、厳しい開拓地で新しい家庭を築く。長女ローズの誕生、小麦の大被害、生まれて間もない長男の死など、さまざまな出来ごとを経験しながら、明日への希望を持ちつづけて過ごした新婚の四年間。ローラ物語4。中学以上。

結婚後の話なので、YAにしようか小説のほうに入れるべきかちょっと迷いました。
少年文庫で小説もなー…って、YAにした理由はそれくらいです。

ローラの物語は
大きな森の小さな家
大草原の小さな家
プラム・クリークの岸辺で
シルバー・レイクの岸辺で
農場の少年
長い冬
大草原の小さな町
この楽しき日々
と、すべて紹介しています。

「この楽しき日々」の紹介でも書きましたが
この「はじめの四年間」は完成された作品ではなく下書き的なもので
ローラは(あと多分娘のローズも)この本が出ているのは本意ではないのかもしれません。
ひと目にふれることを考えていない、覚え書き的なものですからね。

もちろんローラらしいエッセンスはそこここにありますが
初めの部分はかなり前巻と重複していますし
とにかく思い出して並べていった、という感じで
ほんとうにスケッチ的です。
しかも、彼らの新婚時代はなかなか厳しかったようで
トーンがそこはかとなく重いです。
大草原の小さな家とかプラム・クリークなんかももしかすると最初はこんな書かれ方だったのかも?

ローラの作品は、かなりローズのアドバイスが入っていたとなにかで読んだことがあります。
多分書かれている出来事をこのあとふたりで取捨選択したり、
追加されるエピソードもあったかもしれませんね。
なにしろ4年分の記録ですから。

ローラとアルマンゾ、若いふたりの新婚生活は
現代の金銭感覚ではなかなかコワイものがあります。
アルマンゾはいろいろ新しいものを後払いで買ってしまいますし(しかも高価なものが多い★)
ローラは『それは自分の考えることではない』と支払いについて考えるのをすぐにやめてしまいます。
そういう時代だったのか、それとも単にふたりが無鉄砲だったのかは「?」ですが
4年のうち1年も豊作に恵まれなかったのは不幸でした。

彼らが後に越した先で成功したことを知っていてよかったと思います。

その引っ越しの旅については、ローラではなくローズがエッセイとして書いています。
この作品については、もう少し間をあけてから紹介しますね。
※本を引っ張り出してみたら、ローラの日記にローズが序文をつけたものでした。
ってことはローラの日記第二弾ってことなので、追記&修正します★



ただ、この作品が荒削りなままでも出版されてよかったと思うのは
前巻で終わった場合、非常に昔話的というか
「結婚しました、めでたし、めでたし」になっちゃうのですが
そこに
『物語は(人生は)その後も続くのです』という意味合いを持たせることができ
ローラという人物がより立体的にあらわれたことかもしれません。

おとぎ話ではなく、続きがあり
その中にはスパイスも効いている
そんな少しだけほろ苦い後日談となったこの作品。
どの季節に読んでもゆっくり味わえると思います。機会のあるとき、どうぞご覧ください。
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こびとのくつや

この楽しき日々

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