ツバメ号シリーズ2冊目です。
…っと、残念ながらこちらはハードカバーの品切れ中しか検索にひっかかりませんね~。
少年文庫はもう少し後にならないと出ないのかしら?


出版社/著者からの内容紹介
ウォーカーきょうだいは,ふたたびブラケット姉妹の待つ湖へ.だが,ツバメ号は突風にあおられ,暗礁にぶつかって沈没.船を失った船乗りたちは上陸して,「ツバメの谷」を発見する.


ツバメ号シリーズ
1作目はツバメ号とアマゾン号です。

前作からちょうど1年。
ロジャが8歳になって、ウォーカーきょうだいの夏休みは、去年と同じように島で過ごすはずでした。

今年はなんだか去年と様子がちがう…?

去年仲良くなったアマゾン海賊のブラケット姉妹や、そのおじさんのフリント船長のようすがヘンです。
迎えてくれると思ったのに、どちらも全然姿が見えません。
手紙には「土人のごたごた」とありますが…。

やっと会えたと思ったら、しんせきの大おばさんが来ているので
帰るまでは時々しか遊べないとのこと。
この大おばさんにはブラケットのお母さんも、フリント船長も頭が上がらないようです☆

その上ツバメ号が難破して修理が必要に。
ふんだりけったりの事態なんですが
フリント船長のアイディアで、4人は難破水夫の生活を始めることに。お母さんも賛成してくれました。


この本でも、やっぱり大人のサポートがさりげないです。
船の修理にかかるお金や時間
子どもたちが難破水夫としてのキャンプを過ごせるような心遣い
フリント船長が大活躍してくれています。

そして
ウォーカーきょうだいが見つけたキャンプ場所は
なぜかアマゾン海賊のふたりが今まで使ったことのない場所で
ブラケットのお母さんやフリント船長がその昔遊んでいたところでした。
この遊び場の二重写しがまた楽しい雰囲気が出ていて、いいんですよ。

陸を中心にして
あちこち探検しながら日が過ぎていきます。
アマゾン海賊も、大おばさんの目をかいくぐりながら時々探検や冒険に参加。
船はたしかに楽しいけれど、なければないで楽しく過ごすために
みんな工夫をしています。

うまく合流できたりすれちがったり
合間に船の修理が終わった時の準備をしたりと
いろんな要素が少しずつ重なって
ハーモニーのように奥行き豊かな作品になっています。


子どもたちはウォーカーきょうだいやアマゾン海賊の気持ちや行動とリンクして
大人はみんなの遊びと合わせて大人の目配りや、過去の思い出にほほえみを浮かべて
あったかい気持ちで読める作品です。
本の重さに負けず、ぜひ手に取ってみてください。
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ヤマネコ号の冒険

ツバメ号とアマゾン号(アーサー・ランサム著 岩波書店)

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