コミックはしばらくこの雨柳堂を合間合間に紹介していこうかなと思っています。
今回は第一巻。朝顔のお話が入っているのでちょうどいいかな、と。

雨柳堂夢咄(其ノ1)新版

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価格:897円(税込、送料別)



波津彬子さんの作品は、泉鏡花の作品を漫画化した鏡花夢幻
そして雨柳堂は其ノ二で「雛の宵」を
其ノ四で「夏の盃」を紹介しています。

繰り返しになりますが
雨柳堂というシリーズについて少し説明的に書いておきましょうか。

雨柳堂というのはお店の名前。
柳の木が軒先にある骨董屋です。

ここにくるものが不思議なのか、不思議だからこの店にあつまるのか
それとも骨董品というのはみんなこんなもので、この店だと活性化するだけなのか?
理由はわかりませんが、物品の精というかツクモガミっぽいというのか
要するにモノに意識が宿っていて、それが形をとってあらわれるわけです。

店主のおじいさんはそれほどではないんですが
孫の蓮さんは見えて聞こえて巻き込まれますw

で、どのように巻き込まれるのかを描いているのがこの雨柳堂シリーズ。
短編読み切り式なので、途中の巻、途中の話から始めても十分楽しめます。


ということで前置きが長くなりましたが
第一巻の「朝顔写し」です。

この巻は全部の物語が好きなんですが
ことにいいのが最後に入っているこの物語。

事故にあって亡くなってしまった兄の妹に対する想いが
訪ねてきた雨柳堂のおじいさんを通じて
蓮さんを呼び寄せるお話。

妹ちゃんがものっすごいワガママで何様?なんですが
この癇の強さは繊細さとお兄さんに対する愛情の裏返しもあるので
憎めないんですよね。
我慢しないでこれくらい発散できるのがうらやましくもあったり。

お兄さんは生きているときに朝顔を育てるのが上手でしたが
亡くなった年に彼の育てていた朝顔はすべて枯れてしまい
それも妹ちゃんのトラウマになっていたりします。

モノを通して兄は妹にどうやってメッセージを伝えたのか
については
ネタばれしないで読んでいただくのがいいと思います。
やー、ワタシはすっごい感激しましたです。


朝顔写しは兄妹愛の話ですが
恋愛の「花椿の恋」「宵待ちの客」「花に暮れる」「金色の鳥」
そのほか「十四夜の月に」「我儘な名品」「太郎丸」が入り
8作どれも粒ぞろいで楽しめます。

コワくないもののけ話の数々をぜひどうぞ。
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こんな私が大嫌い!

ぼうし ぼうし ぼうし

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