プロイスラーの昔話、最終巻です。


魂をはこぶ船―幽霊の13の話 (プロイスラーの昔話) スズキコージ・絵
内容(「MARC」データベースより)
児童文学作家プロイスラーがドイツやまわりの地域に伝わる昔話を集め、自分なりに語り直したお話集。第3巻は、魂が救われないままにさまよったり、人間につきまとったりする幽霊の話13話を収録。

プロイスラーの昔話は、このほかに
真夜中の鐘がなるとき

悪魔と魔女の13の話
があります。

ほかに大どろぼうホッツェンプロッツ と 大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる 大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる
小さい魔女 クラバート
などもこのブログで紹介しています。

幽霊の話…なんとなく、いちばん身近な怖い話、という感じがします。
でも、幽霊も実は日本と海外では違っていたりするんですよ。

足があったりなかったり
いなくなる時間が(このシリーズでは)夜中の1時になっていたり。…日本では丑三つ時(夜中の2時ごろ)に出てくるってよくいわれますよね。
でも、怖いのはやっぱり同じかな。

悪魔や魔女ほどじゃなくても
やっぱり夜中にあって追いかけられたりすると
そりゃあ怖いですよね。

でも
この本では
幽霊に殺された人は出てきません。
(結果的に死んじゃった人はいますが、幽霊のせいではないですよ、とちゃんと書いてあります)
そのあたりが前の巻との違いでしょうか。

幽霊は死んでしまった人の魂なので
ホントはこの世に残っていないほうがいいんです。
心残りや強い思いがあったりして幽霊になっている場合が多いので
その心残りがなくなれば、行くべきところに行けるようですね。
そんなふうにこの世からいなくなる幽霊の物語も入っています。

ちょっとゾッとしますが
魂を送る船の話や、生まれてすぐ洗礼を受けないで(キリスト教ではこれはとても大事なこととされています)死んでしまった子どもたちの物語など
しんみりしたり、ほっとできるお話も入っています。


スズキコージさんのイラストも、かわらずちょっと怖い、いい味を出しています。
今回は幽霊のお話なので
あまり化け物っぽくない普通の(?)絵が多いようですね。


この巻でプロイスラーさんの昔話も、スズキコージさんのイラストも
ご紹介が終わりかと思うとちょっとさびしい気がしますが
夏になって、ちょっとだけ怖い話が読みたいな~と思ったときに
手に取れる本が3冊増えたのは、うれしい出来事になりました。

どうぞ、機会がありましたときはためらわずお手に取ってみてください。
スポンサーサイト

百年の家

地獄の使いをよぶ呪文 悪魔と魔女の13の話

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( -0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。