YAは、寡作でいい作家さんというのがけっこういるような気がします。
なので、好きな作家さんを見つけたら、ときどき思い出して検索をかけます。
この本はそんなふうにして見つけました。昨年出版されてたんですね。


ロジーナのあした―孤児列車に乗って カレン・クシュマン

クシュマンさんの本はアリスの見習い物語をかなり以前に紹介しています。

アメリカでは新聞広告でお嫁さんを探す人がいた
というのはのっぽのサラで知りましたが
孤児の引き取り手を探す「孤児列車」なるものが運行されてたのはこの本で初めて知りました。
アメリカ西部というのはいろんな人が旅立つ先のようですね。

Amazonよりコピペした
内容(「BOOK」データベースより)
一八八一年アメリカ中部シカゴ、寒い朝。あたしたち二十二人の孤児は、養い親になってくれる人をさがすために、西部行きの列車に乗った。ほんとうに新しい家族が見つかるのかな。どこかの農家にひきとられ、奴隷のように働かされるんじゃないかな。パパ、ママ、どうして死んじゃったの?会いたいよ…。あいついで家族を亡くしひとりぼっちになり、心をとざしていた十二歳のロジーナ。引率の冷淡な女のお医者さんから、年少の子どもたちの世話をまかされ、めんどうをみるうちに…?元気な孤児の少年たち、ロジーナをたよりにするのろまな少女、偏見に満ちた大人、大草原の穴倉で暮らす貧しい子だくさんの一家、花嫁募集の新聞広告で見も知らない人へ嫁いでいく女性…「孤児列車」の旅でのさまざまな出会いを通し、ひとりの少女が「家族」という居場所をさがしもとめながら成長していく姿を丹念に描く、感動の物語。小学校高学年~。

ということで、まぁ、内容はこんな感じです。
不安の中で過ごすうえ、12歳というのは子どもとしては大きな年齢。
前半はとくにロジーナの様子がかたくななのは自然でしょうね。

孤児を引き取ることは、単純に子どもがほしいということのほかに
働き手としての人手がほしいこともあるようで
本書ではそのような部分もごまかされずに書かれています。

これは割と実用的、といってはいけないですが
普通に期待されていたことなのかもしれないですね。
「赤毛のアン」でも『マシュウの手助けになる男の子がほしかった』というくだりが最初にありましたし。

家族に対しての感覚が
引きとる側としては
わりとドライなのかもな、と思います。

とはいえ
引きとられる孤児にとっては
家族には愛情、もしくは信頼を求めることは
やはり当然ではないかしら。
そのへんが
「あたしはとろいの」と
引きとってくれそうな大人にもハッキリ言ってしまうレイシーという少女にあらわれているようです。

列車が進むうち、孤児の数は減ります。
ロジーナも引きとられるのかも?というシーンがありますが
なかなかうまくいきません。
彼女が最終的に落ち着くことになった場所は本書を読んでもらうのがいいでしょう。

家族というシステムや
孤児という現実や
成長するにつれ少しずつ変化する考え方や感じ方
そんなものについて
シカゴからカリフォルニアへの列車の旅の間に感じてもらえる物語ではないかな
と思います。
スポンサーサイト

ムギと王さま

でもやっぱり1歳くらいで絵本を読んであげたいなら

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( -0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。