ファンタジーやラノベに分類しましたが、それが正しいのかは謎です。
でも、ただの小説っていうのも変なので、とりあえずここに。


ぶたぶた/矢崎存美

このシリーズはコミックにもなっているし
平均して年に1冊くらいの割合で刊行されています。
ただし、さすらいのシリーズでもあり、出版社があちこちにまたがっていたりもするのです。
シリーズ最初のこの本は廣済堂出版のソフトカバーで購入できるようです。

Amazonよりコピペの内容(「MARC」データベースより)
ある朝、ベビーシッター会社から派遣されてきた、ピンク色のぶたのぬいぐるみ・ぶたぶた。ちょっとナンセンスなんだけど、ハートウォーミングな小説。ぶたぶたみたいな友だちが欲しくなる。〈ソフトカバー〉

ってことで、山崎ぶたぶたさんの物語です。
もうこの設定がなんとも。
ぬいぐるみです。モデルがあります(表紙の写真です)。
生きてます。中年男性です。声シブいです。

ぬいぐるみなのに、おっさん。
かわいいのに、おっさん。
このギャップ!

しかも、子持ちです。
奥さんもいます。
ホント!?なんで!?

読者と登場人物はいっしょに仰天します。
そして、ぶたぶたさんはいつもナチュラルです。

ナチュラルなのに謎の男(?)・ぶたぶたは
「初恋」ではベビーシッター
「最高の贈りもの」ではおもちゃ屋の店員
「しらふの客」ではタクシーの運転手
「ストレンジ・ガーデン」では料理人
…と、いくつもの職業についています。
それはもう、節操がないほどw
そして、どの職業でもバッチリの腕前を見せています。

人なら「できすぎじゃん?」ってなるんですが
ぶたのぬいぐるみだとね
これがアリになってしまうのですよ。
著者のマジックのなせる技でしょうか。


ワタシが好きなのは「追う者、追われるもの」。
私立探偵が、奥さんからの依頼で
ぶたぶたさんの素行調査をします。
独身男がぶたのぬいぐるみの後をつける。
かわいさにもだえる苦悩がたまらなくおかしくて
何度読んでも笑えます。


笑えて、力が抜けて、あったかくなる
のんびり読める小説がいいな~
と思うとき、ワタシはこの本を真っ先に思い出します。

9編入ったこの巻は
お話の数だけ楽しめて
とりわけお得な1冊。

ホントに面白いの?と疑問に思った時は
とりあえず1編読むことをお勧めします。
どの話から読んでも(そしてたぶんシリーズのどの巻から読んでも)
順不同で大丈夫なので、そこも安心。

この本の最後の短編「桜色を探しに」の季節は
桜が満開で見頃の時期なので
関東だとちょっとすぎちゃったかも?ですが
春のうちに読むと
なんとなく季節にマッチするのでは…と思い
今日、紹介することにしました。

児童書ではないけど
漢字が読めれば小学校高学年でも楽しめると思います。
中高生以上なら確実なので
ご家族でぜひお楽しみください♪
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うんこ!

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