いよいよクライマックスの第3部!
物語はさらにめまぐるしく動いています。




第1部の紹介はこちらこちら

第2部の紹介はこちらこちらになります。

例によってAmazonの内容紹介をコピペしようかと思ったんですが
第2部に引き続き、なんかあまりにも大づかみすぎるので今回は割愛☆


そういえば、この物語の特徴なんですが
スピーディーに感じられても、実は時の流れ方はわりとゆっくりなんですね。
たぶん移動ひとつをとっても時間がかかるからだと思うんですが
エピソードのあいだあいだでけっこう時間はたっていて
妊娠中なのが赤ん坊を産んでいたりとか、赤ん坊が成長して大きくなっていたりとかしてます。

でも、変わらない気持ちは常にある、みたいな感じ。

もちろん風化する気持ちもあれば
いい意味でもよくない意味でも育つ気持ちもあります。
そしてそれが次の事態の変化につながっているわけです。


<誰>は息子のうち一人を連れて<大鴉>のもとへ戻ることになりました。
引きとめられなかった<ナイフ>は怪我に負けることなく自分の部族をリーダーとして率いなければなりません。
その中で、自分のことしか考えていない<哀れみ>の行動は部族のみんなの許容の範囲を超え、ひとり部族から追放されます。
<哀れみ>は<ナイフ>を憎んでいるだろう「クジラ狩り族」へと身を寄せることにします。
「クジラ狩り族」の村は、地震や噴火の灰にやられ、狩人の数も減り、人々は苦難の時期をすごしています。
心はすさみ、もめごとが多く起こる村に<哀れみ>はつけこもうと画策しながら過ごします。

そして舞台はさらに広がり
<大鴉>が交易に出かけた「川辺族」の村が加わります。
「川辺族」のシャーマンは力のある有名なシャーマンで、<大鴉>はそのシャーマンと交易をして力の秘密を得たいと思っているのでした。


シリーズ第2部のはじめと比べると
<誰>は信じられないほど強くなっていますね。
子どもを守り、自分の人生を切りひらいていきます。
自分の価値と力を信じて生きる知恵と生命力を強く感じます。

そして
この第3部は、第2部以上に
「シャーマン」というのがテーマになっていて
シャーマンになりたかったり、シャーマンを語ったりして行動する<大鴉>や<哀れみ>と
シャーマンを目指しているわけではないのにシャーマン的な力を身につけている<誰>や<ナイフ>といったように
対照的に描かれていて
欲望と、その対極の
理想とか信念のような対比が見られます。

この上巻では、どちらも育っている段階で
両方が熟し、ぶつかり、結果が出るのが下巻になるわけです。
物語の終わりまで
もう少しです。
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兄なる月(下) アリューシャン黙示録第3部

姉なる月(下) アリューシャン黙示録第2部

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