最相葉月さんのインタビュー集ですね。


ビヨンド・エジソン―12人の博士が見つめる未来

12人の科学者に最相さんがインタビューしています。
現在の研究、それまでの生い立ちなどにあわせて最相さんが今回試みたのは
「自分に影響を与えた本を1冊選んでください」
ということ。
なるほどな本だったり、そうなの?な本だったりいろいろですが
それがこの本の特徴ある切り口になっているようです。

前書きで著者の最相さんがインタビューのときに心がけたことや全体のまとめなどについて書いているので
読もうかどうしようか悩んでいる人は、とりあえずその部分を読んでみてどうするか決めるのもいいと思います。

内容について言うと
ワタシは思い切り文系のうえ、科学的なことからは遠ざかって久しいため
科学者たちの研究に関する部分は読んでも頭に入っていなかったです(笑)。
12人分のインタビューなので、伝記ほどみっちりした書き方ではなく
わからないなりにさらりと読めるので助かりました。

自分用の覚書も含めて
目次から、科学者の名前と影響を受けた本を転記しておきます。

1.寄生虫学者・北潔と医師シュバイツァー伝
2.古生物学者・佐藤たまきと数学者・藤原正彦の青春記
3.農業気象学者・坪充と反アパルトヘイトの闘士ネルソン・マンデラ伝
4.地震学者・石田瑞穂と国語学者・大槻文彦伝
5.物理学者・深澤倫子と雪博士・中谷宇吉郎の研究生活
6.音声工学者・峯松信明と動物科学者テンプル・グランディンの自閉症報告
7.ウィルス学者・甲斐知恵子と物理学者マリー・キュリー伝
8.物理学者・岩坂泰信と探検家・大石光瑞伝
9.情報科学者・中小路久美代と作曲家モーツァルト伝
10.生物物理学者・徳永万喜洋と発明家トーマス・エジソン伝
11.宇宙科学者・矢野創と宇宙飛行士エリスン・オニヅカ伝
12.脳神経科学者・星美奈子と霊長類学者ジェーン・グドール伝


科学者の人それぞれの生き方や考え方
そして
研究内容を含めての進路に関しては
各人各様の進み方が興味深かったです。

ことさら「へー」と感心したのは
「この研究をするんだ」と一番最初から思いこんで始めた人があまりいなかったこと。
学んで、勉強するうちに
教授との出会いだったり、なりゆきだったりと
それぞれちがうきっかけをもとにして、今の道へ進み、そこで成果を出しているんですね。

「ここではないどこかへ」ではなく
「目の前のことをとにかく真剣に取り組む」ことが次の道をひらくきっかけになるんだなぁ
というのが各人のインタビューを読みながら感じた共通点でした。


進路とか将来なんかを考えるとき
「なにをしたいんだ?」って考え、迷っちゃうことって
ゼッタイある。
でも、そういうときに
この本で科学者たちがしているみたいに
「目の前のことをしっかりやる」と
なにか見えてくる次のステップがあるんじゃないかな
と思います。
スポンサーサイト

久しぶりの別ブログ更新です

大地の子エイラ(下)

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( -0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。