ディズニーでも公開中ですね。
街もクリスマス色になってきたし、そろそろ紹介してもいいかな?


クリスマス・キャロル

以前書いていたインノチェンティさんの絵本です。
この人の絵にはまっていて
ブログでも「くるみわり人形」「ピノキオの冒険」「エリカ 奇跡のいのち」と、けっこう立て続けに3冊紹介していますね。

今回のクリスマス・キャロルは、くるみわり人形とかピノキオと同系列。
中編くらいの物語に挿絵をつけて大判の絵本にしています。

この本が手元に届いたのは
まだ秋になりたてくらいで、季節的にもなんかうまくフィットしなくて
ん~、今ひとつ?
と思ってたんですが

寒くなってから読むと
イイ感じです。

ご存知の方も多いと思いますが
クリスマス・キャロルというのは
この世はカネがすべてだぜぃ!な金貸しの老人スクルージのもとに
ある年のクリスマス、共同で仕事をしていた故人マアレイの幽霊が訪れ
おまえもこのままだとこうなるのだと語り
マアレイのみちびきによりスクルージのもとに3人のクリスマスの精霊が現れ
過去・現在・未来のクリスマスについて見せてくれ
そのことによってスクルージが劇的に変わる…という物語なんですね。

物語自体
暗い場面と明るい場面のメリハリがすごくはっきりしています。
てか
スクルージのシーンがものすごい暗いのね。
楽しいことひとっつもなし!みたいな人なので。

そんで
挿絵もそれを非常に反映してるわけです。
ドアのノッカーとかメチャこわくて
ホラー?って思っちゃいました。

夜のシーンがほとんどのため
全体的に挿絵が暗いのもありますね。
電灯がない時代で
それを写実的に描いているので
灯りがあっても炉の火やランプの灯り。
闇のある明るさというのかな。そんな感じです。

スクルージはさらにケチなので
灯りや火は最小限
というわけで、どんなに暗いかは
ご想像ください。
(そこに幽霊がきたら、そりゃこわいわな。しかも冬。寒々しいったらありゃしない)


それが、精霊たちが去った後の最後の場面になると
一気に明るくなります。
朝でお日様が照ってることもあるし
スクルージの気持ちが明るくなったからもあるでしょう。
冬の、寒くてすっきりと晴れて明るい感じが
スクルージの心境とマッチして微笑ましい挿絵になっています。


完訳なので絵本というよりも挿絵つきの小説だと思って読むのが正解ですが
時期的にも冬がやっぱりいいですね。
いろいろ条件つきになりますが
それをみたして読むと、とても味わい深く読める作品だと思います。
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