このシリーズは、グリーン・ノウの子どもたちグリーン・ノウの煙突の2冊を紹介していますね。
今回は、シリーズの別巻であり、物語の始まりにもなった巻の紹介です。


グリーン・ノウの石 (グリーン・ノウ物語 6)

知らないうちに表紙が変わってて、なんかこっちのほうがいい~

ちょっと悔しかったりします(笑)。
息子さんが挿絵を描いているのは知ってたんですが、フルカラーの絵もあったんだ~。
モノクロだけだと思ってました。

グリーン・ノウは不思議なお屋敷ですが
初めからそうだったのでしょうか?
最初に住んだ人たちは誰だったのでしょうか?

そんな疑問が出てくるのは自然なことですよね。
この巻は、その疑問に答えてくれます。

12世紀、まだ石造りの家が珍しい時代にグリーン・ノウは建てられました。
窓や壁に寄せられた暖炉すら珍しいものでしたが
当主のオズワルドはすべて新しいやり方でこのお屋敷を建てたのでした。

そして
この屋敷を継ぐのは二男のロジャー。
屋敷がたっているころからそれは決まっています。
息子たちはそれぞれ継ぐ領地が決まっていて
ロジャーは深く愛している自分の生まれ育った土地を受け継ぐことになっているのです。

屋敷を立てている大工たちにまじって
いろいろな話を聞くのはロジャーの楽しみです。
そしてロジャーは、家から少し離れているところに
「お石さま」と呼ばれる不思議な石の話を聞き、そこを探しに行きました・・・。


というわけで
時を超える最初のきっかけは「お石さま」のようでした。
ロジャーはまずお石さまに座って
そこで時を超え
トービーやりネット、スーザンなど
オールド・ノウの子どもたちに会います。
景色が変わっていたり、服装が違ったり
驚くことばかりですが
「ほかの人たち」を知っているみんなの話を継ぎ合わせ
ロジャーも自分が「ほかの人」の仲間入りをしていることを知りました。

どうしてこんな不思議なことが起きるのか
なんていうことはわかりませんが
屋敷が残っていることや
屋敷を愛している子どもたちが代々住んでいることは
ロジャーの屋敷に対する愛情を一層深めます。
そのことにより
ロジャーの日常もまた豊かさを増します。


普段の生活で
たとえば食事の時の給仕が丁寧になってほめられるなど
ロジャーが幸せそうに過ごす様子がワタシはとても好きです。

ファンタジーって
違う世界が出てくるだけに
別世界にクローズアップされて
日常がおろそかになっちゃうような話もありますが
このシリーズはどの本もそうじゃなくて
地に足がついているというか
しっかりした生活をみんなおくっていて
そこが
クロスする年代の人たちと会うという不思議な状態になっても
不思議だけれどありえる
という
リアリティをもたらしているように思えます。


この物語では
最後のほうで
みんなが集まるパーティーのようなシーンがあります。
なにより素晴らしいのは
ここに小さな少女になったトービーのおばあちゃんが加わること!
この人はシリーズ中ずっとおばあちゃんで
それもとってもすてきなんですが
みんなと同じ年ごろの少女に戻ってパーティーに参加、というのがたまらなくいいです。


始まり
そして移り変わりながらも
続く愛情

グリーン・ノウのシリーズは
そんなあたたかい気持ちを伝えてくれる一連の作品です。
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久しぶりにフェバリット20ブログを更新しました

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