たまには日本文学など紹介しましょうか。


潮騒 (新潮文庫)

言わずと知れた三島由紀夫作品。
映画化も何度かされてますね。

文庫の解説にもありますが
三島作品の中では、この「潮騒」、かなり異質です。
どう異質かというと健全なんです(笑。

三島はそれほど読んだわけではないですが
屈折さ加減と文章力が受けたんだろうなー
というのがワタシの印象で
個人的にあまりのめり込めないんですよ。

ところがこの小説は耽美でもなければ、生まれ変わりもない。
内面の暗さも関係ない。
主人公の二人はすこぶる健やかな心身の持ち主。
健全な二人の健全なラブストーリー。
(もっとこういうの書いてほしかった!)

これで物語になるのが不思議ですが
そこはそれ、若い二人の恋に邪魔が入る、という設定ですね。

面白いのは、恋の邪魔ものとなる人物は
「頭がいい」とはっきり書かれていること。
逆に主人公の男性の方は
「成績が悪く、落第しかけた」とか思いきり書いてある。
なんとなく
頭がいいことが悪いこと
みたいな雰囲気が漂ったりして
この本では知は邪魔もの扱いされています。なぜだ…。



それはさておいて
小さな島を舞台に
男女が出会い
好意を持ち
しかし肉体的には結ばれないまま
周囲の邪魔にあい
それでも耐えるうちチャンスがきて
それをつかみ婚約となる
という
とてもハッピーエンドの物語。

内容はシンプルで
文章が美しいです。

短編のちょっと長いの、って感じなので
すぐに読めると思います。

恋愛ものが読みたいけど
ドラマドラマしたのはニガテ…
みたいなときに手にとってみてください。
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図書館でいろいろ借りてきました

あかちゃんのうた

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