今書店で買えるのはこのタイプなのかな?



かなり昔の作品ですね。雑誌掲載が…
1972年!? って、37年前?そんなに経ってるんだ。。。

著者の梅津かずおさんというのは
メチャメチャこわいホラーと
くっだらねぇ~~~といいつつ笑ってしまうものすごいギャグの
両極端な作品を生み出せる作家さんです。
両方読んでますが
どうにもすごいです。

で、その中でも1,2を争うのが
この漂流教室でしょう。
SFでホラーで感動もので、ちょっと笑えるところあり。
なんともダイナミックな作品です。

小学校6年生の男の子。
ある朝出がけにお母さんとケンカして悪態をついて学校に行きます。
遅刻ギリギリで学校について
大地震が起き
やっと地震がやんだと思ったら
周囲の様子が信じられないことになっている。

一方、母の方は
息子は大丈夫かと学校に駆けつけると
敷地がえぐれて建物ごとなくなっているんです。
倒れたわけではなく、学校の建物が消えている。
どこへかわからないけれど飛ばされたのでは?としか思えない謎の状況。

この息子・翔と母を軸に物語が進んでいきます。


舞台が小学校。
これ、コワいですよ。下の子なんて6~7歳でしょ。
学校の先生もいますけど
最初に精神が崩壊していきますね。大人ってもろいなぁ。

何が起きたか、これからどうなるのか
わからないまま日は過ぎ、事件が次々起こり
その中で生き延びるために工夫する子どもたち。

母の方は
あの朝の後悔や
遅刻になったがために生き残った(全員行方不明=死亡とこちらの世界では結論付けられます)
翔の友達や
入学前なのに学校に遊びに行っていっしょに行方不明になってしまった男の子や
こちらもいろいろ大変な思いをしながら日をすごします。

ときどき
奇跡のようにつながる学校と家(正確には翔と母の声)
タイミングも場所も条件も
まるでわからない針の穴のようなそのタイミングを使って
成し遂げられる奇跡。


読んでるうちに
時代が古いとか、そういうのはだんだん飛んでいきますね。
学校部分なんかは時代関係ないですしね。

翔(学校)と母(家)の迎える
それぞれのラストは
何ともいえないリンクをお互いにもたらします。

親子が会えるというハッピーエンドではないにもかかわらず
心がつながっているという実感。


未読の方はぜひ
鬼才・梅津かずおの世界を一度味わってみてください。
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ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ

神の道化師

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