狼森(オイノモリ)と笊森、盗森 (宮沢賢治どうわえほん (5))


こちらで別の挿絵の方を紹介しています。
わたしの好みが津田さんだからかもしれませんが
この三谷さんの挿絵は「もう少し…」と思っちゃう残念なところが数点ありました。
最初に読んだとき、流し読みなのにもかかわらず違和感を感じたのは、たぶんこのせいだと思います。


ひとつはどうしようもないんだろうなーっと思うんですが
せめてあと一見開きほしかった!(欲を言えばもっと見開き増やしてほしいけど…)

物語の内容のわりにページ数が少なめなんですよ。
しかも王道の絵本、という感じで一見開きがひとつの絵というパターンを崩していません。
そのため、流れとしては間違ってないんですが
この部分にもうワンシーンあると、もっときめ細やかに読み込めるんだけどなー
ちょっと流れが唐突に感じるなー
ってとこがあるわけです。
個人的にはこの人の描くそばの花と稗の穂が見たかったです。

淡い色合い、明るい色遣いが上手な方です。
寒い時期を描いても、透明感のある寒さになっていて
重苦しさは感じられません。
のどか、と表現するのがいちばんぴったりな気がします。


で、もひとつ残念だったのが
子どもの成長がわからないこと。

この物語の中では3年が経過するんです。
で、大人の様子も子どもの様子もそれなりにしっかりと描きこまれているんですが
子どもって、3年たったら結構成長しますよ?

数が増えているのに、みんなして「小さい子」のままなんですね。
赤ちゃんもいません。子どもはみんな歩いてるの。
せめて大きめの背丈の子を一人か二人描いて
お母さんのひとりに赤ん坊を背負わせたら
それだけでグッとリアリティが増すのに~~~~!


文章は、絵の中に書き込む形をとっています。
色合いが全体的に淡いので読みやすいですね。
現代仮名づかいで注釈もなし。物語を味わうのに気が散ることがなくていいでしょうね。

だからこそ、絵のちょっとした部分が残念です。。。
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よだかの星

でこちゃん

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