はろるどのふしぎなぼうけん (ミセスこどもの本)はろるどのふしぎなぼうけん (ミセスこどもの本)
(1971/11)
クロケット・ジョンソン岸田 衿子

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たしかにふしぎな絵本です。

はろるどは、かべに絵をかきたくなって、紫のクレヨンで絵をかきはじめます。
かいているうちに自然に絵の中に入り
絵の中でさらに絵をかきすすめていきます。。。


なんというか、奇妙なバランス感覚でなりたっているのですよね。
要は対比なんですが、
絵が小さいのではろるどが巨人になったかと思うと
こんどは絵がだんだん大きくなっていって
はろるどが小人になっていく。

その後があたりまえなのか奇妙なのかわからなくなるのですが
はろるどは小さくなった自分に悩んだ後でいってのけるのですね。
「なんだ こりゃ ただの えだよ!」
ってね。
そして、新しい絵をかきはじめるのです。


はろるどの大きさはすべてのページで同じです。
大きくなったり小さくなったり
違う世界に行ったりもどってきたりといった
奇妙さをえがいていながら安定したバランスを感じられるのは
そのおかげかもしれません。

文字は全部ひらがななのに
けっこうページ数があって
長めのお話です。
翻訳のしかたなんですが
この辺もちょっと変なバランスですね。


センダックの「かいじゅうたちのいるところ」とか
「アリス」なんかと共通する不安定さの楽しみを感じます。


それにしても、はろるどは絵がうまいなー。
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おはなしとしては面白いんですけどね――きょうはなんのひ?

わたしとあそんで

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