小説家になろう」発の単行本です。
なろうさんで読んでるだけでは飽き足らず、結局買っちまったぜ。悔いなし!

内容紹介
極寒の地を治める伯爵・リツハルド。男前の元軍人・ジークリンデ。彼女の鋭い眼差しに心奪われたリツハルドは、思わず告げる。
「あっあの、自分と結婚して下さい!!」
――一目惚れからはじまる、1年間のお試し婚。ソリを駆ってトナカイを狩り、解体&仕分け&熟成。
ベリーを 摘み、保存食に蝋燭&伝統工芸品も作る合間に、凍結湖で魚釣り。熟成肉の香草焼きに、トロけるチーズとパリパリソーセージ、
木の実いっぱいのパンとほかほかサーモンシチュー。自給自足な狩猟民族的スローライフを通して、奥手な2人は無事、正式な夫婦になれるのか!?
応募総数6284作! 日本最大級のライトノベルコンテスト「第3回なろう(小説家になろう)コン大賞、金賞受賞作!!
オーロラ輝く辺境ではじまる、不器用夫婦(仮)のほのぼの生活、スタートです。

帯の文章もいいなあ。『狩って、採って、食べる』とか『お腹が空いて、恋したくなる』とか『飯テロ&砂吐き注意!』 とかね。
そんな話ですよ、うん(笑)。

江本さん、あとがきによるとこの作品がデビュー作だそう。
美味しそうな挿絵がたっぷりで、中のページも凝ったデザイン。あかねこさんのイラストやデザイナーさんとのマッチングが素晴らしいです。
なろうさんでも読めるのにわざわざ本を買ったのは、本としての完成度が素晴らしかったからなんですよね。

なんたって表紙!
わかりますか?手前にいるかわいこちゃんがリツハルドですよ。主人公で「」ですよ!「」!(大事なことなので二度書いて、かつ太字にしました)
そして赤毛が奥さんのジークリンデ。どうよ、この凛々しさ!めっちゃオトコマエ!さすがどこに行ってもファンクラブができるだけのことはある。
リツハルドが初めてジークを見た時も、女性たちに囲まれていたもんなあ。リツは女性の中に紛れて近寄りプロポーズした訳だけど、外から見てたら女性に混じっても違和感のない愛らしさだったのではなかろうか…。

見た目は男女逆転、では中身は?というと
見た目通り凛々しくさっぱりしたジークに対し、リツは意外性のかたまりでございます。
おっとりしているのは、まあ見た目通りですが、狩りもするし解体も慣れたもの。タフだ。
そしておおらか。ジークのような女性に惚れて、精神的・肉体的にマウンティングをすることなく、しかし自分の気持ちはしっかり伝える。ジークが平静な顔をしつつ、ドキドキして惹かれていくのもよーくわかります!
(物語は基本的にジーク視点が中心ですが、巻末に短編の『ジークリンデの雪国日記』がついているので、彼女の内面が垣間見られるのです。ふふふ)

出会い頭のプロポーズから、1年の仮暮らし提案。冬直前にジークがリツのところに来て共同生活が始まります。
初めてのこと尽くしの生活をするジークをリツがあったかくサポートしながらふたりの間柄も少しずつ近くなって。
冬越しの準備も、食事もゲームもいっしょ。
去年と同じように季節が巡っても、ひとりとふたりではやっぱり違うよねっていうのがリツの言葉の端々からうかがえるから、読みながらめちゃめちゃ応援しちゃう。物語のキャラ(たぶんおそらく野次馬モブ)の一人になった気分でガッツリ参加できるんです。

1巻は冬の始まりから春になるまで。
言葉の通じない使用人や排他的な村人たちや訪ねてくる友人(元恋敵?)など、主人公夫婦に負けない彩り豊かなキャラが揃っていますので、彼らがこのあとどんな活躍をするのかも楽しみ。
小説家になろうで読んでいるひとは書下ろし部分を、なろうを読んでいないひとは全体を。じっくりたっぷりお楽しみください。
あ、ちなみになろうでは完結済みになっていますが、こっそり閑話的な更新がされることもあるみたい。後ろじゃなくて挟み込みみたいなので、著者の活動報告のあと宝探し気分で再訪するのもまた楽し、ですよー♪ 

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし


  [た行の出版社]  [小説家になろう]  [は行のタイトル] 
スポンサーサイト

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 2(江本マシメサ・著 あかねこ・絵  宝島社)

マッケンジーの山(リンダ・ハワード文 ハーレクイン・ミラ文庫)

comment iconコメント ( -0 )

コメントの投稿






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。