3記事にわたって紹介したこちらの本ですが
星新一(上巻)

星新一(上巻)
著者:最相葉月
価格:679円(税込、送料込)
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星新一(下巻)

星新一(下巻)
著者:最相葉月
価格:720円(税込、送料込)
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読んでいる最中に、このようなツイートをしておりまして。
「ぐは★  星新一の伝記読んでて、この人ってどんなホロスコープだっけ?と思って見てみたら、星さんの水星がわたしの金星と、星さんの金星がわたしの木星とガチで合だった。 そりゃ、この人の書いたもの好きなわけだわさ。 ちなみに星さん9月6日生まれ。ゴンチチの松村さんと誕生日一緒でしたw」
「ちなみに星新一さん、出生時間まで伝記に書いてあったので、それでホロスコープ出してみたら、アセン・月・水星・金星まで全部!獅子座! 太陽期になったとき相当に辛かったんじゃなかろうか。なんたって乙女座だからねえ。 星読みさんがホロスコープ片手に伝記読みしたら面白いと思う例だわ。マジで」


気になっていたので、本紹介も終わったこのタイミングで
番外編として〈なんちゃってホロスコープ読み〉をしてみます。
ちなみにわたしのレベルはおそらく初中級あたりと思われます。

(本紹介をしています「そのいち」「そのに」「そのさん」の記事が前記事になります。よろしかったらあわせてどうぞ)


星新一は、生まれ年月日時間まで、上記の本に書いてあります。
気になる方はそちらをご覧いただいて詳細なホロスコープをつくっていただけますと、ハウスまで含めて読みこむことができますよ。
ここでは概要というかいわゆるトピック的なものだけどんどこどんと並べて読んでいきますね。
ハウスやアスペクトはほぼ無視でございます。

ASC:獅子座
月:獅子座
水星:獅子座
金星:獅子座
太陽:乙女座
火星:牡牛座
木星:水瓶座
土星:蠍座

度数は割愛しました。

ホロスコープ読む人はたぶんこれだけで「え゛…?」ってなったりするかも。
固定宮全部ありまして、度数はバラバラしてますがグラクロにかなり近い形でございます★
しかもとんでもない獅子座集中!

…これはねえ、パワーもあるでしょうが、緊張感がハンパなさそうなホロスコープです。
特に太陽期(太陽星座の資質が強く出やすいと言われる時期)の25歳あたりは、
人生最初の『変わらなきゃ』の波が大きすぎ★
相当にしんどかったんではないかと推測して本で確認すると、
父親が亡くなって、星製薬の社長を継いだ時期です。
うへえ…。

どれくらいつからかったんかしらと考えて浮かんだのが
『旧家に嫁入りしたお嬢さん』くらいではなかったかしら、と。合ってるかどうかはわかりませんけど。
実際に手伝いはしているからわかっているところも多少あるように思っていた。
けれど、実際に家に入ってみると手伝いとは大違い。
しかもよってたかってあちこちから口を出され、手伝いのときとは違い、それらの要求に応えなくてはいけない。

…みたいな? 考えただけで胃が痛くなりそうですねー。

それまでの人生は、根っから獅子座。自分「らしく」なんて言葉では甘すぎるくらい「自分でしかいられない」タイプとお見受け。しかも人に弱みを見せることを良しとできない、いい意味でも悪い意味でも潔い性質。
孤高の王者、という言葉がふと浮かびました。
乙女座は「できる?」と聞かれて「大丈夫」と返事をすることに大満足をおぼえる星座の方が大多数です。
社長職の期待にこたえられない自分への落胆もさぞ強かったでしょう。

社長職を退いた後、SFに、ショートショートに出会えて身を立てられるようになってよかったですねと本当に思います。
獅子座はひとりで独創的なモノづくりをするのには向いていると言われている星座ですのでね。
ドラマティックな傾向も強いと思うんですが、物語より人生がドラマティックすぎて、表現のほうにはつながらなかったのかしら?…いやいや、あのショートショートの枚数に意外性たっぷりな仕掛けを組み込むのはドラマティックと言わずしてなんと言えましょうか。前言撤回!

人に口を出されるのが苦手な獅子座的傾向と、要求にはきちんとこたえる乙女座的傾向があいまって
締切数日前にはきちんと原稿をあげて、挿絵の人も困らないようにする、
という理想的な仕事っぷりがこの頃に確立されたのではないかしらと勝手に推測しております。

ちなみに社長職から退いても、会社自体とはまだ縁が続いていまして。
それが完全に切れたのはどうやら星新一が33歳ないし34歳くらいらしく
太陽期が終わり、火星期へと移行するあたりの年齢です。
占いとリンクさせると面白そう、と思ったのはこういう時期の一致もあるんですね。
特徴の強いホロスコープと人生、そしてそれを後追いで確認できる。
講座のテキストに使ってもいいんじゃないか?とすら思ってしまいましたよ。

35歳くらいからの火星期はおうし座傾向が強まる…と読みすすめると
仕事の依頼も増え、ちょうどこのころにご結婚。
お子さまもお生まれになり、子ども向けの作品にもチャレンジしたり、とにかくいっぱい本が出版されました。
なるほどですー。家庭という場、紙媒体の本、おうしっぽいイメージかも。
乙女座とおうし座は同じ土星座ですから、この時期の移り変わりはそれほど違和感なく年を重ねられたのではないかしらん。

続く45歳以降の木星期で水瓶座的傾向を探すと…。
作品の文庫本化が進み、ブームも相まって世の中に星作品があふれだしたようです。
世の中のSFに対して向けられる視線も変わってきた時期。
ショートショート1000編の話題が出たり、星新一自身が意識し始めました。
後年、1001編が達成されたのは木星期の終わりが見えてきた57歳なりたての時期。
つきあいのある複数出版社にそれぞれを1001編目として渡した、という公平さは非常に水瓶座の木星っぽい気がします。

そして迎えた土星期。いわゆる還暦以降、ですね。
1001編の後は新作発表に追われる必要性が無くなったようですから、
実際の還暦より一足早くに気分は土星入り、だったのでしょうか。
しかし蠍の土星というのは、ディープに深める傾向がありまして、
過去作品の手直しがどうもそれにあたるような気がしています。
人が気づくことなく、賞賛されることもなく、ただ自分の作品に深く没入する、この書きなおしの作業は
生来強い獅子座のドラマティックさとは程遠い行為ですから、
本人にとっては磨り減るような思いが強い作業だったのではないかしらと思います。
しかし、今でもたいていの書店で星新一作品が購入できるという偉業の一端を確実に担っているとわたしは考えます。
作品の寿命が延びるように、と、使った彼の蠍の土星力は
今も本の中に息づいているのでしょう。

ご本人が『過去の書籍が売れている』ことに対して、わりと当たり前と考えていたのか
賞をもらえなかったことのほうに意識が向いていらして、残念がっていたらしいという記述を作中随所でみかけました。
けれど、いまだに現役の作品としてたいていの書棚で見かける、というこの普遍性は
賞よりもはるかにはるかにすごいことじゃないかと、一読者は書店に行くたびに感じるわけです。
「あの本欲しいけどない」を繰り返す中で、文庫本コーナーに行くと、ゼッタイあるんですよ、星新一の本って!
作品紹介をしながら星新一に関してのツイートをツイ友さんと楽しくやりとりさせていただいたのですが
読書家という人じゃなくても、そしてどの年代でも、星新一は知っていて、読んでいるんですね。
このすごさに、星さんには気づいていただき、満足していただきたかったなー、としみじみしてしまいます。

駆け足ざっくりのホロスコープ読みでしたが
非常に興味深い方でした。
プロの方が読むとまた違う見方になるのでしょうが
本読みの初中級者が作家のホロスコープを作品や年代と対応させて読むとこんなだったよー
という
番外編でございました。
どっとはらい。



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カエサルくんと本のおはなし (関口 喜美 池上 俊一 福音館書店)

星新一 一〇〇一話をつくった人 (そのさん)(最相葉月・著 新潮社)

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