いろんな意味でにーっ!と笑っちゃう絵本でした♪


内容紹介
「かがみのえほん」は鏡のような紙をつかった絵本です。それぞれのページが、鏡のようにピカピカと反射する銀色の紙でできているのです。ページを開くと、両側の絵が互いに映りこみ、三次元的な空間が目の前に広がります。
卵をわって、小麦粉、砂糖、牛乳を入れて…さあ、いよいよおやつづくりの始まりです。鏡の効果が生み出す三次元空間で、卵の白身がとろりと流れ落ち、ゆげがふわふわと広がります。ページには読む人の姿も映りこむので、まるで自分がその場に居合わせて、おやつづくりに参加しているような感覚になります。さらに本の持ち方を工夫すれば、材料や道具を自分の手で扱っているような気分も味わえます。
ともあれ百聞は一見に如かず。ぜひ実際に手にとって、絵本を開いてみて下さい。ページとページが90°で向き合うように開くのがコツです。読み聞かせるときは、お子さんを膝の上に座らせて、同じ目線から読んで下さいね。

著者:わたなべ ちなつ
出版社:福音館書店
初版:2014年10月9日



ほうほうほう、そういう手がありましたか!
というタイプのしかけ絵本でした。

面白いわあ。
そして
これは紙の絵本ならではの作品だわぁ♪
にーと笑ったのはココ↑でした。

電子書籍がうんちゃらという時代に
モノ申すわけではないけれど
画像とは違う紙の面白さを追求している作品づくりに感服、なのです。
これ
本にするための紙、そうとう研究したんじゃないかしらー。
なんというか、「紙ありき」で作られている印象です。
まずはこういう紙を使った絵本、と企画したあとに
本の内容や(たぶん)著者の方も合わせて考えたのじゃないかしらん?
などと勝手に推測。

切りぬきや立体じゃなくても、こんなふうに仕掛けることができるんだねえ。なるほどなるほど。
最初「おっ?」と思ったのは、本を開く向きだったんですが
読んでみて納得。

内容紹介にあるとおり、読み聞かせのときなどは角度に工夫が要りそうですが
最初の1~2回くらいで上手くいけば、あとはわりと読まれる子どものほうが注文を出してくれそうな雰囲気もあります。
なんか
子どもが手に持って角度を調整して、うしろから大人が声を出して読む姿が
ナチュラルに想像できました。

でもって、角度に工夫が必要ということは
大人数に向けての読み聞かせにはたぶんあんまり向いていません、ということもつけ加えておいた方がいいかな?
2~3人の少人数で顔を寄せ合って読むならなんとかなるかなあ?という感じ。
それでもヘタしたら「見えないー」と言う子がでるかもですから
ひとり読み、もしくは1対1で読む用のスペシャルな絵本、と考えておいた方がいいように思います。

などと書いていて思いました。
『個人ユースの本』か…いいっすね!
ひとりでにんまりと楽しむ。これぞ本の楽しみ!かも。

この絵本の紙の鏡になるピカピカさがどれくらい保つのかはちょっとわからないんですが
ずーっとずーっと同じ感じで楽しめるわけではなさそうな気がしています。
読んでさわっているうちにくすんで反射が鈍くなることもあるかも?
でも、それって、持ってる絵本ならではの経年劣化なので
途中ではあまり気づかないでしょうし、
たとえば年月がたって色褪せた紙になった絵本を手に取ったら逆に愛おしく感じるかも?
などと。

所有の楽しみ、個人ユースの楽しみ、と
絵本らしい、本らしい楽しみ方がいっぱいの作品だと思いました。
この絵本は「美味しそう」がメインにくる作品ですが
かがみのえほんは他にも出ているようなので、そちらも読んで、また紹介したいなと思っています。


 [は行の出版社]  [か行のタイトル]
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ことりぞ(京極夏彦・文 山科理恵・絵 岩崎書店)

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