クラシックなような、新しいような…不思議な本でした。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
エイキンとブレイクのコラボレーションによる本書は、まさに現代のおとぎばなし。森をさまようクマと結婚したいむすめ、海の王ネプチューン、お姫さまやまじょ、歌をうたう青いくつや、ピンクのヘビも登場する。火星人にすてられたかいじゅうや宇宙でのサッカーの試合!まほうとなぞに満ち、ユーモアあふれ、しかも古典の味わいをもかねそなえた魅力たっぷりの短編集。小学校低学年からおとなまで。

文:ジョーン・エイキン
絵:クェンティン・ブレイク
訳:こだまともこ
出版社:冨山房
初版:2012年12月25日



◆たしかに「現代のおとぎばなし」かも◆
いや、陳腐な感想なのは重々わかってるんですけど…★

タイトルの通り、短編が8つ入ってるんですけど、最初の話から不思議な雰囲気がありまして。
全部の物語ではないですが、理由が説明されてなかったり、結局どうなったの?みたいなところがあったりで、
それがじつに子どものころに読んだ「おとぎばなし」っぽいのです。
なので、「実は自分が知らなかっただけでこの本ってずーっと前からあるんじゃない?」って気分になっちゃって
奥付を見たら初版が2012年で「あらま★」みたいになりました。

サッカーとかマニキュアとかストッキングなんて単語が出てくるので
「ああ、現代なのね」と思いつつも、ちょっと違和感を感じたりw
それくらい昔からあるような雰囲気の、馴染みのいい物語なんですね。
こだまさんの翻訳もいいんでしょうねー。
そういえば、名前の訳なんかが実に「らしい」というか、われわれの世代が子どものころに読んだ翻訳ものっぽいのでした。
だからなんか懐かしい感じがするんだー♪と、書きながら納得^^
絵もクェンティン・ブレイクですしね。

絵本も児童書も時代性とのリンクって、意外と難しくって
入れ過ぎると流行りっぽくなりすぎてすたれる可能性が高いし
全然入らないと、ファンタジーみたいに独自の世界観がないとね、みたいになりかねないんですよね。
あと、あんまり感覚が乖離していると、子どもは喜ぶかもしれないけど、購入層の大人が抵抗を感じてしまうかも、だったり。
(子どもの本はココが難しいのね。スポンサーに買ってもらわないと手元に届かないから★)

そういう意味でね、
子どもは自分の世代の物語として、大人はノスタルジーを含みつつ
いっしょに楽しめるタイプの新しめの本って、わりと少ない気がするんですよ。
ワタシが知らないだけかな?とも思うけど、クラシックに見える新しい本、かつ児童書、までジャンルが絞られるから
あながち間違いでもないと思うんだなー。

なので
このエイキンの「~おとぎばなし」みたいなタイプの児童書はもっともっとたくさん出てほしいし、
子どもたちの間に広まってほしいなーって思います。
エイキン本、探してもう少し読んでみようと考えています。
面白いの見つけたらまたご紹介しまーす♪


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