吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話 (福音館文庫 昔話)吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話 (福音館文庫 昔話)
(2005/11/15)
八百板 洋子、 他

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内容(「MARC」データベースより)
東西文化の接点だったブルガリアの、周囲の国の要素が混ざりあった民話を紹介する。「たまごを売って子ブタを買って」「ふしぎな小鳥の心臓」などブルガリアの特色の濃い12話を収録。

編集・翻訳:八百板洋子
絵:高森登志夫
出版社:福音館書店

もくじ
石灰娘
ムクドリとブドウの木
バーベルじいさんの光る石
吸血鬼の花よめ
たまごを売って子ブタを買って
月になった金の娘
ふしあわせさん
ふしぎな小鳥の心臓
カメのおよめさん
スモモ売り
悪魔とその弟子
つばさをもらった月



◆民話はやっぱりバリエーションが面白い◆
民話にハマる・民話の類がマイブームになる
という時期がくる子どもって多いです。
この、民話ブームの根の部分にある意識って
パターンとヴァリエーションの違いを知りたい、楽しみたいタイミングがめぐってきた
ということではないかしらと考えています。
大人がひとりの作家の作品を追いかけるのと共通性があるのかも。

年代は、まあいろいろなんですが
早ければ園の年中さんから年長さんあたりで
小学校入学後、2~3年生くらいまでに多いかな?
前者は絵本中心
後者になると、今日紹介するような児童書タイプでも大丈夫なので
よりたくさんのお話を読むことができますね。

グリムやアンデルセンの作品を読むのももちろん楽しいですが
ヨーロッパでも地域が変われば民話のバリエーションがまた変わります。

今回はブルガリアの民話の本でして
タイトルの『吸血鬼~』に魅かれて読んでみました。

意外や意外、あまりオカルトっぽくもホラーっぽくもなかったというw
勝手に「青ひげ」ふうな物語を想像したワタシの先入観が外れた形です。
吸血鬼になった男性もまた犠牲者で、愛が彼を救う…という展開は
意外と新しいパターンかも。
なにしろ、吸血シーンが一度も出てきませんでしたから。

ブルガリアらしい民話を集めました、と、編集の八百板さんがあとがきで書いていらして
たしかに「え、こうなるの?」というパターンが多いです。
前半の部分を読んで、ドイツあたりと似た話なので
同じ展開を期待すると「あらっ!?」となるんですよね。
民話らしい落ち着いた語り口と、この転調の雰囲気が面白いです。

民話らしく、うんうんそうだよねという作品あり
えー★それはアリなんだーと思わせる作品あり
この展開は初めて知った、となる作品もあり
バリエーション豊富で読み応えたっぷりでした。
繊細な挿絵も雰囲気にあってますね。

民話ブームが起きたとき
ちょっと変わったバリエーションの読み聞かせをしてみたいな、と思うときなどに
使える1冊ではないかと思います。



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comment iconコメント ( -2 )

おもしろそう〜〜〜

こんにちは!
ふーみんは、このタイトルがちょっと怖くって、読んでなかったんですが、
読みたくなりましたーーー!(^_−)−☆
民話にいろんなバリエーションがあるってのは、とてもおもしろいですね♪
物語の展開まで違ってくる、というのは知りませんでした。
ブルガリアって、あんましよく知らない国でしたけど、興味がわいてきました。
読んでみます。ご紹介、ありがとう!!!

名前: ふーみん [Edit] 2014-12-29 15:16

Re

ふーみんさま
こんばんは。いつもコメントありがとうございます♪
記事にも書いたとおり、怖いのね?と思って読んだら意外と「あら?」でしたw
民話の地域差って面白いですね。
あとがきもいいですよ。民話の採話者のお名前もあり、興味深かったです。
よろしければぜひ読んでみてくださいませー^^

名前: しろいまちこ [Edit] 2014-12-30 00:22

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