最初の1ページが、キンと寒い冬に似合う気がします。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
たくさんのものでも“ひとつ”に数えられる。ひとつはちいさいけれど、大きな不思議なかず。絵に描かれたものを数えながら楽しめる絵本。

文:マーク・ハーシュマン
絵:バーバラ・ガリソン
訳:谷川俊太郎
出版社:福音館書店
初版:2010年9月15日

数の絵本って、いろいろ出ていますが
たいていが数え方を覚えましょう、というファーストブック系で
いち、にー、さん…と数が大きくなっていくもの。十の一区切りまでの本が多いですね。

一方、この作品は真逆です。
「数えきれないほど」という無限の数から話が始まり、どんどんと減っていく。
そして、数の多い少ないはあっても、それらは「1」というまとまりでくくることができる
数の「概念」について教えてくれる本。
ちょっと珍しいタイプではないかしら?と思います。

たぶんですが、英語の原文はそっけないくらいのシンプルさでしょう。
それを日本語に合わせ、上手にふくらませるのが翻訳の谷川俊太郎さんの技。
短くはありますが、柔らかさを添えてふんわりと空気感を含ませた文章になっています。
最後の「1」をちょっとくだけた感じにして軽さをだしつつも
大事なんだよー、と伝えようとしている部分など、なかなか心にくいです^^

絵は、これは版画かしら。
色合いは地味ですが、味があります。
個人的志向でいうと、もう少しカラフルな絵でもいいかも?とも思いますが…。
夜の闇はブラウンよりもダークブルーで見てみたかったのです。
あ、あと、子どもによってはちょっとコワイ絵だなーと思う子がいるかもしれません。
(こういうときも思いますね。文章が同じで違う人が絵を描くという
音楽のカヴァー曲、みたいなのが絵本でもできたら面白いのになあって)

数を覚える段階をすぎて
「一袋」とか「一箱にいくつ」みたいなグループ的な感覚を身につける時期に
読んであげると、すんなり身につくのかな?と思いました。
とはいえ、あくまで絵本ですので
お勉強させよう、というよりも
言葉のリズムや絵を気に入るかどうか
そちらを優先で考えてあげてくださいねー^^


 [か行のひと]  [は行の出版社]
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