はい、オールズバーグ作品2作目ご紹介です♪


内容(「MARC」データベースより)
どんな夢でもかなえてくれるいちじく。ビボット氏が手に入れたいちじくには奇想天外な力があった。そこで彼は世界一の金持ちになっている自分を夢に見るぞ、と決心する。セピア色の柔らかい色調の絵が神秘的な世界へ導く。

著者はC.V.オールズバーグ
翻訳は村上春樹
出版社は河出書房新社

オールズバーグ作品はカテゴリがあります。サイドバーからどうぞ。

えーっと、どこから書きましょうか。
いちじくのシーズン、本当はもう終わってるんですが(←そこからかい★)
この、素晴らしく美味しいらしいいちじくに惹かれて再読。
なんて品種か気になりますw

オールズバーグ作品の幅のなかでも
前記事の『名前のない人』の対極にあり、おそらく一番うすら寒いのが
この『まさ夢いちじく』と思います。
ガザ―ジ氏あたりが好きな方におススメ、かな。
『名前のない人』でオールズバーグ、いいねってなった方はいきなり読まないほうがいいかもー。

ワタシにとっては非常にオソロシイ作品でして
「こわすぎてブログでは紹介できない」とブクログのほうに入れたこの『まさ夢いちじく』。
最近はけっこう怖い絵本が出てきてますので、そろそろ解禁でいいかも?と、記事を書くことにしました。
(あ、こわい本が好きな方は、カテゴリを設けていますので、サイドバーからご覧いただけますよ)

オールズバーグの淡々とした絵柄は他の絵本と変わらず、です。それだけにコワイ…のはワタシだけかしら。
この方の絵って、鉛筆風のタッチを生かしていますが、写真風でリアルなんですよね。
大判の絵本が多いので、絵をたっぷり楽しめます。
が、
この絵本の場合、ビボットさんがいっぱい出てきてもあまり嬉しくないです。
内容紹介には書いてないですが、この方ちょっとアレな方なのでー。
うん、まあ、アレだ。絵本を読んで絵を見てたらたぶん彼の性格もわかりますよ。
一方、
かわいいのはなんたって犬!ビボットさんよりはるかに出番は少ないのですが、マルセルかわいいよマルセル。
犬は飼い主選べないもんねえ…と、しみじみかわいそうになりつつ読みすすめちゃいます。

でまあ
ビボットさんってイヤねーと思いながら読み進んでいくと、最後であらあら、というストーリー展開。
宮沢賢治の『ツェねずみ』ふう…といっていいのかしらん?
サクッと終わるというよりも、その後の想像の余地が残っていまして、それがまた怖いんですけど
余白なところが後をひくんですよね。
ある意味自業自得だから
それこそどうなってもおかしくないという。。。

はっきりしたホラーではなく、じわ怖系の作品です。
いちじくの季節に読むもよし、関係ない時期に読んでもゾクゾク感はかわりませんので
うっすら寒くなりたい気分のときにお試しいただくとよいかもしれません。
ハードなホラーファンには物足りないかもしれませんが
「怪談えほん」シリーズを読み終わってしまい、類書を探している方などに
絵とあわせてじんわりとした心地悪さを味わっていただける作品では?dと思いますです、ハイ。
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かようびのよる

名前のない人

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