内容(「BOOK」データベースより)
ピーターはコブタをかいたいと思いました。コブタはきたないしわるさをするわ、とママはいうけれど、本当にそうなのでしょうか。つねに子どもたちの心によりそう作品をつくりつづけた、マーガレット・ワイズ・ブラウンの未発表作品。

文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:ダン・ヤッカリーノ
出版社:BL出版

マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品は
『ぼくにげちゃうよ』
『おやすみなさいのほん』
を過去記事で紹介しています。

正直言って
うわー…まいったな、この絵本…って感じです。
個人的なツボにきました★
なのであんまり冷静に紹介できないかもしれません。

もうね
全編満ちあふれる肯定感にやられそうです。
「ブタが飼いたい」といきなり言われ、びっくりしつつもママは農場のおじさんに手紙を出して問い合わせをします。
到着したらなんだかんだ言って、パパもママもコブタを受け入れかわいがります。
家の中だけでなく、散歩にいった先で出会う人たちもそう。
コブタもピーターも全部を受け入れられていて、存在するだけでオールオッケー!なのです。

周囲の無意識によって存在意義に条件がついている子って多いと思うんですよ。
いろんな意味で「いい子でいてほしい」みたいな。自分ではどうしようもないこともあったりするし。
でも、この絵本では「ちょっとくらいわるいこでも全然大丈夫!」ってメッセージがもう全面にバンバンでてきます。
「いいこでかつわるいところのあるこ」みたいにハードルが上がるんじゃないところがミソ。
わるいこなところがあってもあなたが大好きよ。相棒だよね。って感じがねえ…(感涙)
はい、自分の小さいころ(当時は気づいてなかったけれど)条件付けされていたことを思い出したばっかりでしたので
あああ、こんなふうにそのまんま全部を肯定されたかったよ~~~!
と悶えました…。

絵がまたいいんだ。ヘンに細かくなくて、いい意味で大雑把。
全体的に人形っぽいというかおもちゃっぽいのです。
おかげでほどよい距離感を持って読めました。

個人的指向なのは重々承知のうえで
この絵本はホントに広まって、いろんな子どもの手に届いてほしいです。
まるごと全部受け入れられてる!って感じられる子には当然過ぎていらないかもしれないけど
なかなか現実、そうはいかなかったりするので
絵本の間接体験で味わってほしいなあと。

あと、もしかするとですが
ワタシみたいに、自分の小さいころを思い出して「うあー★」ってなってるおとなのヒトにもいいかもしれません。
イラッとくるなら、そこに意外な傷があったりするかもしれないのですよ。
こんなふうに受け入れてもらいたかったのに、自分はそうじゃなかった…って。

絵本で全部が癒せるわけではないけど
気づいたり、ちょっと慰めてもらったり
そんなことができたらいいな、と思いました。
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名前のない人

【イベント】『だまし絵展Ⅱ 進化するだまし絵』 に行ってきました ※追記ちこっとありまっする

comment iconコメント ( -4 )

No Subject

いいですよね〜!
この本、いただいたのが家に眠ってたのを見つけて、これはいい!と早速読み聞かせに使いました♪
ワイズブラウンの未発表作品だったというので、あまり知られてないように思います。ただ今私も布教中です♪

名前: ゆめのゆき [Edit] 2014-10-13 10:33

うわっ!読みたい!!!

“すべてを愛する”、ほんとうの愛があふれている絵本のようですね…
ふーみんにも必要な絵本みたいです。
読みたくてたまらなくなりました♪♪♪
ご紹介、ありがとう!!!

名前: ふーみん [Edit] 2014-10-13 21:33

Re

ゆめのゆきさま
はい。なんかねー、きましたよ。。。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品全部が好き、とは実のところ言い難いのですが
この作品はいいです。おススメしたいですね。

名前: しろいまちこ [Edit] 2014-10-14 22:28

Re

ふーみんさま
はい、ぜひぜひ読んでみてください!
なんてことない作品のようでいて
こういう何気なさが愛情ってことなんだよねーと感じさせてくれる作品でした。

名前: しろいまちこ [Edit] 2014-10-14 22:30

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