これ好き!


内容(「MARC」データベースより)
マルーシャは、森でおそろしいバーバ・ヤガーにつかまり、そのニワトリの足の生えた小屋で暮らすことになりました。マルーシャの経験した不思議でこわくて、ちょっぴりおかしいお話。富山房 1970年刊の再刊。

文:アーネスト・スモール
絵:ブレア・レント
出版社:童話館出版

バーバヤガーってわりと好きなんです。
こわい魔女のおばあさんなんですけどね。どの話でもどこかしらにユーモアを感じる部分があるんです。
この物語ではちゃんと服を着ていますが、物語によっては垂れたおっぱいをひょいっと肩にひっかけ…みたいな描写もあったような?
そういう「ヌキ」の部分があるせいか、怖いけどそれだけじゃない安心感みたいなのがある存在。
現にこの物語でも、マルーシャはニ度もスープ用の鍋に入れられちゃうのに、結局食べられていないのです。フェアなので、悪い子は食べちゃっていいんだけど、そうじゃないと証明されると食べられないの。
しかも、質問されて答えると年をとっちゃうのに、マルーシャの質問にはちゃんと答えるという律儀さ。だからマルーシャも小さい声で震えつつも質問したり自分の言い分を話したりできるんですな。

物語にリズムがあって、ヤバいかも?大丈夫でひと息、また危ないかも?いやいや今度も大丈夫…みたいなうねりが来るたびにちょっとワクワクして。
ドキドキさせられる感じがブランコの前へ、後ろへのあの感じに似てるかな。
ぐいーんと盛り上がって、ひゅっ!てひいて。どうなるの?どうなるの?って。
スピード感というよりも、テンポがあうんでしょうね。たぶん。

絵も面白いですよ。カラーの版画。木版画かな?濃い色も薄い色も、鮮やかというよりも味わい深く。
マゼンタのかった赤と少しくすんだピンク、濃くて暗めの黄色のとりあわせがきれい。
グレイが入っているので落ち着いて、けばけばしくないんですよね。
生き生きしてるけど、ちょっと硬いポーズもぎこちなくて人形っぽく、リアルじゃない感じがいいって、ヘンな褒めかた?
でも絵本って、リアルなのがいい絵と、いかにも「絵」-ってのがいいタイプがあるから。
この絵本は絶対に後者と思います。
リアルなバーバヤガーはホントに取って食われそうできっと怖いし、家にある小物とかグロそう。。。

大冒険のオチが「え?こんなにさっぱり終わっちゃってオッケーなの?」というのもあいまって、なんともとぼけた雰囲気で
大満足の読後感でした♪
要するに大変好みでした、という感想で終了です。
海外のグリムアンデルセンなんかを次々と読むような時期に混ぜてあげると喜ばれそう。
プレゼントにするときは、お好みの絵柄かどうかが聞ける間柄のほうがいいかな。ワタシは好きですが、癖がけっこう強いです。

1冊読んだら、ほかにもバーバヤガーの絵本がないか、探してみたくなりました。
首尾よく見つかったら読んでみて、もしかしたらまた紹介するかも?ですー^^
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【雑感】絵本ふたりよみのススメ

おとうさんのかさ

comment iconコメント ( -2 )

あら、ふーみんも好きですよ〜♪

バーバヤガー、ふーみんも好みです♪
なんといってもおもしろい!!!
こうゆうお話は、やはりクセのある絵の絵本を読みたいなぁ…
あたりさわりのない絵だと、お話のおもしろさが生きてこないような気がしてしまいますぅ〜〜。
まぁ、だいたいふーみんは、他のお話のものでも、
外国のクセのある絵が好みなんですけどね…(^_−)−☆
知っているつもりだったバーバヤガーのお話についても、
この記事を読んで、知らなかったこともいっぱいあることに気がつきました。
ん〜ー、民話やむかし話は、おんなしお話でも、
語りべさんや、絵描きさん、それに読み手によっても、
いろいろあって、ますますお話の世界がふくらみますね!
お姫さまものも、もちろん大好きですけど、
バーバヤガーも、こどもたちに、これからの方たちに、伝えていきたいお話ですね…^ ^

名前: ふーみん [Edit] 2014-10-02 18:53

Re

ふーみんさま
バーバヤガー、いいですよね♪
クセのある魔女さんにはやっぱりクセのある絵がマッチするような気がします。
ふっと、これをスズキコージさんが描いたら…と今浮かびました。
きっと素敵に強烈なのができそうな^^
民話はバリエーションいっぱいにして、子どもたちにたくさん読んでほしいですね。
自分も子どものころ、いろんな話を読んだのを思い出します。
忘れちゃっても、ふとした時に作品にめぐり会い、そうそう…と味わい直すのも
民話の楽しみのひとつだと思います(*^-^*)

名前: しろいまちこ [Edit] 2014-10-03 22:47

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