坪田譲治文学賞とは知らなんだ☆
先日読んだ某サイトで取り上げられていて
そうそうこれ面白かったんだよねーと思い出して再読したら
いいじゃんいいじゃんブログにいいじゃんと。
なぜ忘れてた自分!ということで
物語のスタートよりも時期はちょっと遅いんですけどご紹介♪


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人の息子。要領も見た目もいい兄、ヘイスケと、ボケがうまく単純な性格の弟、コウスケ。家族や兄弟でも、折り合いが悪かったり波長が違ったり。ヘイスケは高校卒業後、東京に行く。大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。

著者は瀬尾まいこさん
出版社は文藝春秋社。文春文庫です。

瀬尾さんの作品は
『おしまいのデート』
を過去記事で紹介しています。

大阪在住の兄弟のオハナシ。
にーちゃんが高校卒業して家を出ることになっています。
仲がいいとは言い難いが、さりとて悪いわけでもない。
そんなふたりが離れて住んだ1年間の様子を
にーちゃんサイドとおとーとサイドに分け
交互につづった作品です。

初っ端は弟サイドから始まるので、なんかにーちゃんすかしててイケ好かない?と思いますが
読み進むうちにわかる。彼は実はイイ奴だが不器用なのだ。
表面上そつなく振る舞えるからわかりにくいけど、マジメで意外と頑固なタイプ。
それゆえに家では浮いちゃってて、実はこっそりそれを気にしていたり。
本人かなり鈍いところがありますが
そんなとこも含めてモテてたんでしょーね。(でも、かなりいろいろスルーしてそうw)

弟のほうはストレートというか単純というか。
わかりやすいから心配ないタイプ、なんだけど
にーちゃんがいなくなった1年間は彼にとっては実はなかなか激動。
ぽえっとしてて何も考えずそのまま進もうと思ってたら、あらら★と
転機が訪れるわけなんです。

きょうだいって、なんだかんだ一緒にいるから
相手との比較で自分のことを見てて
あいつはこう、自分は違う
みたいな感じがあるんだけど
それがなくなるとバランスが変わり
比較なしで自分をみて
意外と思ってたのと違う?みたいな発見があるのね
ということが非常にわかりやすく展開されます。

そして、物語の表面にはあんまり出てこないけど
この家の両親が要所要所でGJでして。
ああこんなふうにきょうだいをちゃんと見ている親ってすばらしいわーと。
とくにとーちゃん!かっこよすですよ。

フラフラしながらも自分の気持ちや行き先がわかるって、いいなあ。
みんながみんなこんなふうじゃない。それはわかっているけれど
なんとなく頼りなく毎日を送っている
その不安さをふっとすくって「大丈夫だよ」って言ってくれるような気持ちになれる
あったかい作品でした♪
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あかりをけして

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