音楽はよくわからないけれど
「マニア」にはくすぐられてしまうのですよ♡



あらすじ[Wikipediaより]
主人公シュテファン・クニュップファーは実在するピアノ調律師で
その仕事ぶりを一年がかりで撮影したドキュメンタリー映画。
一般家庭における通常のピアノ調律とは環境が異なり、
コンサートやスタジオ録音など、ピアニストの要求に答えるため、
さまざまな方法で音作りに挑戦していく。
主にフランスのピアニストピエール=ローラン・エマールとの問答が軸で物語はすすんでいく。
芸術家特有の表現を受け、それを楽器の音で実際に表現するため
ピアノの部品を解体したり、調整したり、時にはピアノそのものを入れ替えて要求に答えていく。

リリアン・フランク 、 ロベルト・シビス 監督作品です。

何度も書いていますが、映画はノンフィクションスキーです。その割には見ながら寝ちゃったりするんですがw
そして寝ちゃっても懲りずにまた見てたりしますがw
なのでDVDはいいんですよね。寝ちゃっても戻して再生できるからw

タイトルと調律師の話ということで見てみました。
「ピアノ調律師」
とか
「ゼッタイドンカン」
とか読んでいて、調律師という職業には興味があるのですよ♪

そうはいっても
上記の本たちは普通のお宅にいく調律師で
今回の「ピアノマニア」のプロの演奏家のピアノを調律するのとは
かなり趣が違うみたいですけどね。

とにかくクラシックの演奏家が弾くピアノの調律なので
鳴る音が美しいったらありません。
ピアノの音を確かめるために演奏家たちが弾く数フレーズの艶だけでも
聴く価値大いにアリ!です。

ピアノって持って歩けない楽器ですから
ピアニストが楽器のところに行って弾くしかないですものね。
その音を好みのものにするとなると
手間、という言葉では間に合わないほどのマニアックなこだわりが必要みたいです。

1年前から音の相談をしたり
それに合わせてピアノを弾き比べたり
とにかく延々とピアノ、ピアノ、ピアノ。
いやまあピアノ調律師の映画なんだから当然ですが
ピアノがズラーっとものすごい数並んでるのを見たり
演奏用の椅子を探しに駆け回ったり
音がどう響くかをそばで聴いたり上で聴いたりする場面を
見続けていて
とんでもなく良い耳と、調整力と体力が必要なお仕事だなと思いました。

しかも
演奏家たちのバラエティもすごい★
ひたすら音を追求する演奏家もいれば
演奏の企画やアイディアを求めてくる方もいるので
その対応も必要になってくる。

シュタイデルの映画を見たときも思いましたが
表現する人をサポートするお仕事って
「ヒアリング能力」がずば抜けています。
いろんな人と話していて
相手の意図をつかむまでの時間がとても短い。
映画にうつる前のつきあいももちろん長いのだとは思いますが
それにしても
個々のお仕事に関して、求める音というのは違いますから
上手に掬いとって表現できるような調律をしなくてはいけないわけで。
その大変さと、やりこなす能力、そしてタフさが
タイトルにもなったマニアにつながっているんでしょう。

実際
こんなに耳がいいと大変だろうなーと思う場面もありますから。
だって
調律でピアニストとシュテファンさんが弾き比べて
違う、こうしようなんて言っているのを聴いて
こちとら全っ然!違いがわかりませんからねw
演奏しているのを聴いて音の艶が美しいとは思いますよ。
でも
その艶の違いとか、ましてや艶の出し方なんてわかりっこないですわー。

プロデューサーとシュテファンさんが
「ラジオを聴いていても、ピアノの音が美しくなければ切ってしまう」
「職業病だね」と言っている場面がありまして。
ああそうか、敏感を通り越して過敏ともいえる部分があって
それくらいじゃないとこういうお仕事はできないんだろうなー
とも感じました。

考えて考えて試して試して
どうだ!と提示したけれども
コレはちょっと…
ってなることもあったりして
でもまた挫けずに
ではこっちは?こうしてみたら?

たゆまず提案し続け調律をする
この粘り強さと成し遂げる力って
どの世界でも一流の職人には共通しています。
感嘆の一言で表すのは乱暴かもしれませんけど
ワタシの貧弱な語彙では、これが一番ピッタリくるのです。

映画にメインの扱いで登場しているピアニストの
バッハのフーガのアルバム録音が終わり
彼がシュテファンさんに告げる
「この音を夢見ていたんだ」という
最高の褒め言葉は
彼ら二人の、そしてかかわった人たちすべての夢なんでしょう。

服に例えるならオート・クチュールばりの腕前の調律師の
マニアっぷりとその成果を
たっぷりと堪能できる作品でした。
音楽に詳しくないとしても
職人LOVE!な方には
自信を持っておススメいたします♪
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くものすおやぶんとりものちょう

【リンク】Tumblrで「奔放な読書」の紹介をしました

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