今年のクリスマス絵本、最後の紹介になるかな?


内容紹介
クリスマスのプレゼントを買うために、自分のいちばん大切な宝物を手放してしまう夫婦の絵物語。心を打つ短編として名高い物語に、美しい絵がつきました。ギフトブックとしてもたいへん喜ばれています。

文章はO.ヘンリー
絵はリスベート・ツヴェルガー
出版社は冨山房です。

O.ヘンリー作品も
ツヴェルガー作品も
数作ずつ過去記事で紹介しています。
(すみません!リンクを貼る元気がありません★)

ワタシはツヴェルガーといえばなんたって赤!というくらい
この方の赤色を偏愛しているのですが
「賢者のおくりもの」はクリスマスなのに赤がなくちょっと残念★
まあでも、つましいクリスマスの物語ですからね、キラキラしくするのはちょっと違いますわね。

名作を大判でシンプルに見せている
正統派の絵本だなーというのが第一印象でした。

色合いも人物も決して派手ではないのですが
それでいて『残る』んですよね。
表紙にも描かれているデラの髪の毛
本の中に彼女が髪をおろす場面が2か所あるんですが
音が聞こえてきそうな雰囲気です。

でね
ワタシがこの絵本が好きなのは
もちろんO.ヘンリーの世界を上品にあらわしているというのもあるのですが
主人公のふたりがほんとうにどこかにいそうな、いわゆる「フツーの容姿」であること。

特別美人なわけでもハンサムなわけでもない。
痩せているのは裕福ではないからね、っていう
生活感がしっかりと見えるんですね。
そこから
貧しいけれどきちんと暮らしたいと願っていて
それを実行しているんだな、というところまで
本当に絵を見ているだけで感じられて。
だからこそ
作品の内容がとってもいきてくるんです。

華やかにすれば見栄えはするけれど
作品自体のもつよい雰囲気を台無しにしてしまうわけで
こんなふうに抑えて控え目に
かつ物語を生かす絵本というのは
ホントにいいな~と
読むたびにしみじみします。

書店ではいまちょっと品切れ状態のようで
購入は難しいかもしれません。
図書館などでお見かけの際は
ぜひ手にとってご一読いただけたら…と思います。
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はぐ

12月24日

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