もう以前に紹介していたと思ったんですが
まだでしたかー★
カエルの表紙が今の時期っぽいかな?


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
野原をわたる風、クラリネットから流れる音色、息を吸うたびに体内をめぐる空気。古今東西の絵画に、空気はさまざまな表情で描かれています。読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級から。

構成と文章はアーサー・ピナード
出版社は福音館書店
『びじゅつのゆうえんち』というシリーズの1冊です。

アーサーという名前なのに、本のタイトルやら表紙の絵やら
やたら日本っぽいなぁと思ったら
この方どうも日本在住っぽいです。
その背景を知ったとたんになんかいろいろ腑に落ちました。

絵画作品と、作品にまつわる空気というコンセプトで作られていますが
この「空気」という言葉の扱い方が非常に日本的なんですよね。
英語でいうと「Air」だったり「Wind」だったり「Mood」も含まれていそうで
それらを「空気」で包括するってセンスがもう
日本以外の何物でもないというか。
だけど
絵画の選びかたや並べ方の自由さはかなり非・日本的。
歴史も国も手法もまぜこぜにして並べてみましたよ、でも通してみればちゃんと流れがあるでしょ?という
自由と軽やかさに満ちた誌面構成なのです。
うーん、いいなぁ♪

絵を見る、って
とっても自由な楽しみのはずですが
実際に絵を見るチャンスの絵画展って、
ひとりの作家だったり、同時代だったり、美術館で集めた同じタイプの絵画だったりと
まあ、要するにある程度の枠とかくくりがあるわけです。
もちろんそういったわかりやすさは大事なんですけどね
飽きる、とまではいかなくても
ちょっとした窮屈さを感じたりすることもあるわけでして。

ジャンルはバラバラ
でも全部、自分の好きなもの!
みたいにするには、家で画集を並べて広げるのがいいところかな。と。

でもって、この本は
その作業を1冊にしてくれてるので、
趣味が合うなら1冊すべてを通して楽しめ
ちょっと違うなら、まあ、好きなページだけじっくり眺めて
しかるのちに気に入った画家の作品を他の本や展覧会で探す、というふうに楽しめるわけですね。
ちなみにワタシはだいたい8割くらいが好きな絵でしたので
好みはかなり似ていると思われます。

日本画全体に古代ローマのモザイク、アルジェリアの岩山の絵あたり見入ってました。
ワイエスの絵もよかったなぁ。
メジャーな画家でも絵はマイナー気味な作品だったりと
知ってるようで、初めて見るものばかりで
大変興味深かったです。

本文は抽象的ですが
誰の絵?どんなタイトル?というカテゴリが気になる方のために
巻末にサムネイルつきの解説がありまして、これまた親切。
大人向けのムックなんかだと、この解説を膨らませて本文にするのでしょうが
個人的にはこの巻末解説の文章量や内容がほどよくて
とても好感を持ちました。

シリーズというより、著者の方が気になりますので
ピナール作品をちょっと探してみようかな、と思います。
ここでご紹介できるようなら、また取り上げるかも?です^^
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これがほんとの大きさ!

これは本

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