さすがに今日の記事で〆ますよっとw



はるか未来の地球は
すべて男性によって構成され、たったひとりの女性(マザ)によって子どもがもたらされる
マージナル(限界・境界)
な世界であった…。

この「マージナル」は好きなんですがうまく表現できないんですよねー。
まーこれもチャレンジだと思ってぐだぐだと書いておりますがw

アシジンやグリンジャというキャラが魅力的なのと
中東っぽい雰囲気が好きなのが記憶に残っていたところでして
入手して読みかえしてみてからは
やっぱりシステム的なもの歪みと
その中であがくような人間関係もまた面白いと思い
でもあんまりキラは好みじゃないよねとか
そんな感じでしたw

でもって
再読してからずっと疑問なのは
メイヤードの気持ちなんですよね。

ラストでナースタースのどんでん返しのような告白があるわけなんですが
ではメイヤードは?

…語られないままなんですよ、コレが★

そしてね
困ったことに、メイヤードは進行性の眼の疾患をもっているためにサングラスをしていて
瞳の表情を読者が読みとれないのです。
彼の疾患は進んでいるので、眼自体も盲人のそれに近く
眼の表情自体も出せないみたいですし。

ナースタースとのやり取りが何度かありますが、彼は常に冷静です。
それはナースタースも同様でして、いっそ冷たい間柄に見えるんですが
実際のところは語られない過去がふたりの間にあったわけでして。

ナースタースは心の内を吐露しているのでなるほどと理解できるのですが
メイヤードの、ナースタースの告白を受けての返事は言葉通りだったのか
それとも…?
愛があったからこそ退けたのか、感じることができなかったのか。
どれもこれもをあげると言ったのは愛を受けられない償いだとして
内心の側面は
後悔なのか単純な詫びの気持ちなのか?

彼の疾患や遺伝の可能性を考えると
ナースタース(と、自分について)おもんぱかっての返事ということもありえて。
マージナルが
メイヤードの、自分に関する鬱屈というか意趣返し、もしくは自虐を反映させた世界だとすると
その裏側にあるものは…?
などなど
ものすごい深読みにハマっていくんですよね。
(実は文章が進まない理由の端っこには
ワタシのこの考えがぐるぐるしてまとまらないこともあるんです)

なにしろ最後に意味深に名前をつぶやいちゃうもんですからね。
そんなの人づてとはいえ聞いてしまったナースタースがかわいそうですわ。
それまでの世界が揺らぎますもんねぇ。。。

メイヤードの手を離れるのと時を同じくして
マージナルは新しいキラによって、今までとは違う道をたどり始めます。
このあたりの表現も見事ですね。
世界の揺らぎにキラもまた巻き込まれ、
キラ自身の能力だけでは足りなかろうパワーを補う能力者が
さらに巻き添えをくっていたりしますから。

モヤッとしたものを残しつつも
明るさが出てくる綺麗な終わり方ですので
文句はつけられない感じです。
伏線的なモノもたぶん全て回収されているはず。

きっとこれからも何度も読み返し
都度都度モヤると思われ、
それがまた楽しみでもあったりする
独特の作品でございましたw
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イグアナの娘

マージナル (その2)

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