記事数もふたケタになり、煮詰まる…じゃなく行き詰ってたところに着いたこの作品。
リフレッシュになりました~♡


内容説明
化け猫・ゲバラと高野白湯子の凸凹コンビが日常に潜むちょっと不思議な世界へご案
内!!
ある日、会社に行ったら菱川さんの席に座っていたのは猫だった!? みんなの目には菱川さんに見えているらしいけど、猫アレルギーの大塚さんはくしゃみが止まらないし、あのヒゲは絶対猫だ!! 表題作他、全3編を収録。

原作が田中アコさんです。

うーん、この作品
原作も読んでみたいです。

というのは
原作つきとは思えないほど萩尾さんの作品になっているから。
「百億の昼と千億の夜」とか「恐るべき子どもたち」とか「ウは宇宙船のウ」とか
萩尾さんの原作つき作品はまあまあ読んでるんですけど
ここまでしっくりとしたモノってなかったような気がするんですよね。
もちろん
原作のよさを引き出してはいるんだけど
隙間というか距離感はやっぱり多少あって
原作に忠実に描くとそういうものはでちゃうんだろうなー
って思ってて。

それが
この作品には
ぜーんぜん感じないんです。

「シリーズここではない★どこか」のようでもあり
「バルバラ異界」とか「あぶな坂HOTEL」の雰囲気とも似ていて
なんかこう、〈地続き〉なんですよねえ。

それにしても第一作目「菱川さんと猫」のストーリーのすすめ方のテンポのいいこと!
最初の展開、白湯子ちゃんがバスの中でゲバラの化けの皮をはがすあたりの
たたみかけるようなキレのよさは
何度読んでも惚れぼれします。
(そんでまた何度も読むんで紹介文が進まない、とw)

菱川さんの最期について話す場面
聞いている白湯子さんは涙をこぼすんですが
ゲバラは泣かないんですよね。
このあたりの表情は非常に淡々としていて
ヒトと猫の違いってこうなのかしらと
たとえば命の長さとか、生きるってことに対しての感性の違いなんかまで感じとれるようで
素晴らしきかな萩尾さん、なのです。

でもって
実はワタシ、この「菱川さんと猫」は掲載誌で読んでいたのですが
他の収録作は未読。
こちらもべらぼうにステキでして
思いっきり堪能しました。
ゲバラのキャラは描きこまれるほどに
こなれた感じになっていて
人間型&その表情がなんともキュートというか、いい味出してます♪

もったいないなーと思うのは
扉のカラーが
「ハルカと彼方」編が前編だけなこと。
後編も掲載誌はカラーのようなんですが、コミックスではモノクロです。
ページ印刷の都合だと思うんだけど
ぜーったい美しいと思うのにー!見たいわぁ~。

※追記:記事を書いた後、どうにもたまらなくなってヤフオクで検索!
掲載誌をゲットしちゃいましたw
やっぱりステキでした、カラー扉♡
そして、萩尾さんの描く海の美しさはやはりとびっきりだなと
何度も感動し直すのでした♪


ハルカが魚に戻るシーンの2見開きは
モノクロでも神々しいくらい美しかったので
よしとするしかないのかも。

「十日月の夜」は小品ですが
いちばん猫っぽい世界観ですね。
『十日月って猫の目みたいだ』
アコさんのステキな台詞、
ホントにそう見えるか、次の機会に試してみなくっちゃ♪

ゲバラシリーズの原作が今も続いているかどうかはわからないのですが
作品がまたたまったら
引き続きコミカライズしていただいて
ぜひぜひ読みたいな~♡

傑作ですが
出版社というか、掲載誌が青年誌だったりして
萩尾さん作品の中ではまだマイナーな部類だと思いますので
未読の方にはぜひぜひおススメ!いたしま~す^^
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