11日まで待つとか、そういう感じで紹介したくなかったので
唐突ですが本日ご紹介します。


商品の詳細説明
残された動物を救うべく、原発20キロ圏内へ向かった女たち・・・。被災地に無償の愛をそそぐ人々の姿を、著者一流のタッチで描く。
【目次】(「BOOK」データベースより)
正しいとは思っていません/書いてもいいんですか?/飼い猫は、手放しちゃダメだ/保護したそうです/自分を責めて大泣きしました/見捨てるわけにもいかんでしょう/きっかけは、震災でした/よし、この子に決まり/ずっとずっと犬がほしかった/見届けて、報告しなければ、と〔ほか〕

著者は森絵都さん
写真は田中茂さん&橋本篤さん
出版社は文藝春秋です。

森絵都さんのノンフィクションは
君と一緒に生きよう
を過去記事で紹介しています。

この本は読もうかどうしようか
実のところ迷っていたのでした。
というのも
震災関係の本は
読むのにタイミングというか精神状態や体調などなど
いろいろからんじゃうので。
(そうはいっても読みだすと一気に読むことになってしまい
それがまたあとでビミョウな精神状態を呼んじゃったりもするのです★)

本に関してはいつ読んでもいいはずだし
ブログだって
いつ書いてもいいはずなんです。
でも
そうさせてくれないような引力を持っている本って
やっぱりあるので
出会ってしまうと、やむなし…
なのですよね。

この本を書いた森絵都さんも
本のテーマである被災地で行われているペットレスキューに対して
「やむなし」な思いにつかまり、つき動かされたのでしょう。
ためらいながらもこの本を書きはじめたのがよくわかります。

何よりも、この本の場合
どこまでを事実と一致させるか

大問題なのは言うまでもないことでして
結果的に
書ける限りの人名も
人も行動も
すべてハッキリと書かれたわけですが
これについては本当に
文藝春秋、太っ腹ですよ。
もちろん取材を受けた方もですけど。

最初は1回の取材で書けるだけ…だったはずが
どんどんと深くかかわるようになっていく様子
そうしながらも「どう書くか」「どこまで書くか」について迷い
その迷いも含めて赤裸々に書きだしている様子。
なるべく重苦しくないように…と配慮されていらっしゃるようですが
テーマがテーマなので
ぼかすこともごまかすこともしてはいけないし…というその葛藤。

そしてたどり着いた結論が
「ノンフィクションにおいて、書き手が最後に拠って立てるのは、結局のところ、自分自身のフェアネスだけだ。瞳に映ったすべてをよりわけることなく、正も負も等しく書き表す。」(P.177)
でした。

なので、この本で書かれたことは
全て著者の森さんが見た事実とそこで感じたことです。

個人的には表現に好みじゃない部分があったりするわけですが
それを含めても
動物と暮らしている方
動物と暮らすことを考えている方
動物にはあまり興味がない方

すべてひっくるめて
読んでいただきたいノンフィクションだな、と思いました。
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