ひとはみな、ハダカになる。 (よりみちパン!セ 29)


以前も紹介したよりみちパン!セのシリーズです。


今回はバクシーシ山下さんが、AVについて書いています。
こういう観点が使えるのがすごいなぁ。
セックスについて思春期の子たちに紹介するというのは
どういう切り口でいくかというのがものすごく難しいと思うんですよ。
それを、あえてAV、しかもアブノーマルな作品専門で撮っている監督さんに書いてもらっている。


フツーじゃないセックスについて語ってもらうことで
社会的なセックスの扱い方とか
じゃあフツーのセックスって?とかってところにも思いを向けられる。


それに、セックスをお仕事というとらえ方にしているから
行為=愛情
みたいな方向に話を持っていかくてすむんですよね。
つまり理想論の類やきれいごとの技を使っていないわけです。
反対に、そういう理想やたてまえについての「?」を素直に書いていて
一緒に考えるスタンスをとってくれてるので共感しやすいです。


と書くと、いいことばっかりだと思いますが
ちょっとだけ(しかもホント重箱のスミのみみっちさ)で気になったことがありました。
監督さんで、たしか男優さんもやることがある方だと私は記憶してるんですが
そのせいか、AV男優についてはうまくぼかしてるというかツッコミが少なく甘いです。
男性サイドの話がもうちょっとあると、もっとよかったかな。
ページ数の制限なんかで難しくてけずられちゃったのかもですけどね。

それから、『AV男優はごく普通の男がセックスを仕事でする人類史上初の仕事かも』
って書いてますけど、これはもち上げ過ぎでしょう。
日本でも江戸時代に色子という男娼はすでにいましたからね。
このあたり筆がすべった感を感じてしまいました。


でも、総じて面白い本です。大人も思春期の子どもも読んでソンなし。
そして、この本に関しては
装丁、イラストがバッチリ中身とあっています
中扉のイラスト(全てにちっちゃく虫の交尾が入ってるの)、ページ中のパラパラマンガになっているイラスト、すべてスバラシイです。
前にもうちょっとソフトな書き方をしておけばよかったと後悔してます。。。

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